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ホーム・スイート・ホーム2 日傘の来た道

2003年11月18〜20日・22日・27日、12月15・16日、
内幸町ホールにて上映
2004年1月・2月にも上映予定

2003年/ビスタ/113分
イントロダクション
『釣りバカ日誌』シリーズで知られる栗山富夫監督が、2000年10月に公開された『ホーム・スイート・ホーム』に続いて、痴呆症をテーマにした映画を完成させました。
この『ホーム・スイート・ホーム2』は、高齢者と共に生きる家族とその仲間とが助け合う様を描くことで、世話をする側、される側という従来の福祉の考え方を超え、高齢者と共に歩むことで自らも癒されるという、高齢化社会の新しいあり方と家族像を提起しています。
「暗いテーマであるが、笑いのあるユーモラスな映画として気軽に見てもらいたい。近い将来この問題に直面するであろう40〜50代の方はもちろん、20代・30代、若い10代の方たちも見て、家族の問題を考えて欲しい」という栗山監督の言葉通り、『ホーム・スイート・ホーム2』は前作同様、深刻な問題を提示しながらも、年齢や立場や状況を超えて、みなが楽しめるエンターテイメントとして完成された社会ドラマなのです。
今回のロケ地に選ばれた、愛媛県今治の風景の素晴らしさも作品の大きな魅力となっており、観る人は、「ふるさとは、このように心地よいものであるべきだ」とふるさとの原風景を映画の中に見出すかもしれません。
ストーリー
都内の一流商社「日東貿易」に勤める正岡秀清は、仕事ひとすじで励んできた長年の成果が実を結び、取締役への昇進が決まったばかり。さらなる仕事への意欲に燃える真面目なサラリーマンだ。
だが、その喜びもつかの間、郷里の愛媛県今治市に住む姉・節子からかかってきた1本の電話で、秀清の生活は一変する。父・秀臣が初期の痴呆症で、徘徊が始まったと伝えられたのだ。
郷里に戻った秀清は、長男として、秀臣の世話をどうするかという問題に直面する。「長男であるお前が戻ってきて世話をするべきだ」と言う叔父・善吉。取締役に昇進したばかりなのに仕事をあきらめるべきなのか、家族4人の東京での生活はどうなるのか…。
ついに秀清は会社に辞表を提出した。秀臣の世話をしながら、善吉の経営するタオル会社を手伝うことにしたのだ。故郷・今治に戻った秀清は、秀臣の世話や、地元の人々とのふれあい、さまざまな人々との新たな出会いを通じて、人間どうしの絆の大切さを再認識する。こうして人生の再スタートを切った秀清は、故郷で家族再生のドラマを展開していく。
スタッフ
キャスト
企画:栗山富夫
プロデューサー:福山正幸/斉藤守恒/谷徳彦
脚本:高橋正圀
撮影:佐々木原保志
美術:横山豊
音楽:かしぶち哲郎
照明:安河内央之
録音:鈴木功
編集:鶴田益一
助監督:田村孝蔵
ラインプロデューサー:磯崎昇

監督:栗山富夫

製作:キネマ・エンタープライズ/東京放送/木下プロダクション/シネマエンジェル
撮影協力:愛媛県/今治市/松山市
配給:シネマエンジェル
正岡秀清:柴田恭平
正岡律子:石田えり

正岡秀臣:財津一郎
正岡絹:川島雅枝

正岡明日香:冨貴塚桂香
正岡秀一:浅利陽介
井手啓太郎:戸井田稔
井手節子:平淑恵
村上寛太郎:織本順吉
村上和歌子:原日出子

飛田善吉:秋野大作
秋山民雄:ウガンダ・トラ

鉄庵:藤岡弘
雪絵:矢野トモ子

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