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亀虫
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11月8日(土)から21日(金)池袋シネマ・ロサにてレイトショー |
2002〜2003年/61分/DV/カラー&モノクロ
全5話からなるシリーズ・連日全5話(計61分)上映 |
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2002年の水戸短編映像祭グランプリ作品『VICUNAS』によって青山真司、阿部和重らの絶賛を受けた冨永昌敬の最新作『亀虫』がまさかの公開決定!
もともとは監督の冨永、撮影の月永雄太、音響の山本タカアキを中心としたグループ、OPAKUCが「気が向いたときに気が向いた方法で気が向いた作品を撮る」というイイカゲンなコンセプトで撮っていた連作で、冨永自身、「まさか公開されることになるとは思わなかった」と言う。だが、その逆にそのシンプルな形式ゆえ、青山真司に「パドックだけで財布の金をはたいてみたくなる」言わしめた彼らの技術の確かさと発想の豊さが最もわかりやすく提示されている。現在、黒沢清や石井聰亙の初期作品が伝説化されているように、10年後に『亀虫』が伝説として語られるのは間違いない。
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東京都内を東西に横切り、はては関越道へと接続する「目白通り」。『亀虫』は「目白通り」沿いに繰り広げられる、ある「兄弟」の、「嫁」の、「妹」の物語である。
夫婦喧嘩の末、家を飛び出した「かー君」は復讐を誓って帰還するが、宿敵である妻の姿はなく、代わりに、上京してきた幼馴染みの「たかお」と再会することになる。しかし、突然かー君を訪ねて来たたかおには、いったい何の目的があるのか。怪しいことが一杯である。
しらばっくれるたかお、訝しがるかー君。日が暮れるまで押し問答を続けた挙句、「亀虫」に変身したたかおの口から衝撃の事実が告白されるのだった。
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監督:冨永昌敬
撮影:月永雄太
音響:山本タカアキ
音楽:ノーシーズ
制作:OPALUC
配給:ロサ映画社/OPALUC
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杉山彦々
安彦麻理絵
木村 文
尾本貴史
冴嶋園子
笠木 泉
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