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チルソクの夏
2004年春、新宿シネマミラノにてロードショー
文化庁映画芸術振興事業/青少年映画審議会推選
2003年/カラー(一部モノクロ)/1時間54分/dtsステレオ
イントロダクション
『鉄道員(ぽっぽや)』『ホタル』等のチーフ助監督を経て、『陽はまた昇る』(2002年/日本アカデミー賞優秀作品賞)で、初監督にしてメジャーデビューを果たした佐々部清監督。故郷の下関を舞台に映画を作りたいという10年来の情熱を、本作『チルソクの夏』で遂に実現させた。とりたてて大事件が起こるわけでもない、派手なアクションシーンもない。淡々と日々を生きる登場人物たちの表情や仕草や行動のひとつひとつを丹念に描くことで、彼らの人生で積み童ねてきた想いや、ふとした感情が、見る者の心に沁み込んでくる。それは、監督佐々部清が18年の映画人生で学び、最も人切にしてきたことだった。今、そのような映画を「スローシネマ」と名付けたい。そしてこの「スローシネマ」は、人々の心にいつまでも生き続けるのだ。
注目の主演女優4人組は、現役高校生。清楚なたたずまいと、はにかんだような笑顔の奥の一途な想いが胸を打つ主人公郁子役の水谷妃里。映画、CM、ドラマで活躍中の水谷が、映画初主演となる本作で圧倒的な魅力を開花させる。そして郁子の親友の真理を演じるのが上野樹里。“妹にしたい女の子No.1”としてメディアを賑わせる彼女だが、映画初出演の本作では負けん気の強い、向こう見ずな真理役を体当たりで演じている。一方、郁子と同じ男の子を好きになってしまう巴を演じるのは『バトル・ロワイアルII』でも注目される桂亜沙美。現代的な個性の中にも、郁子を思いやる少女のやさしさを滲ませる。そして郁子の心の動きを、控え目ながら温かく見守る玲子役の三村恭代。彼女はいつも森を渡る風のような爽やかさをスクリーンに漂わせる。4人4様、「今」の魅力全開で、17歳の夏を体現している。
主人公郁子の父親を演じるのは、下関出身の演歌歌手山本譲二。映画初出演とは思えぬ素晴らしい演技で、物語の要を担う。そして、2003年の郁子を高樹澪が凛として演じ、マラソンランナーの谷川真理がやはり2003年の真理役を演じる。
ストーリー
1977年7月7日。下関と釜山の間で行われた親善陸上大会に出場した郁子は、一人の韓国人の男の子と出会い、淡い恋をする。「来年の夏、この大会で再会しよう」。携帯もメールもない時代、日本と韓国が今ほど親しくなかった時代。郁子の初恋をなんとか実らせたいと奔走する真理、巴、玲子の3人の胸にも、いつの間にか郁子の切ない想いが住み着き、そして奔流のようにあふれ出す――。
スタッフ
キャスト
プロデューサー:臼井正明
共同プロデューサー:志水俊太郎
撮影:坂江正明
照明:渡辺三雄
美術:若松孝市
録音:南徳昭
整音:瀬川徹夫
編集:青山昌文
スクリプター:山下千鶴
助監督:瀧本智行
キャスティングプロデューサー:空閑由美子
アソシエイトプロデューサー:上原英和
韓国コーディネート:韓一先

主題唄:「なごり雪」(2002年バージョン/韓国語バージョン 日本クラウン)
音楽:加羽沢美濃(オリジナルサウンドトラック コロムビアミュージックエンタテインメント)

監督・脚本:佐々部清

製作:プルミエ・インターナショナル/プレノンアッシュ/ジャパンホームビデオ/衛星劇場/マックス・エー/コード/山口放送
配給・宣伝:プレノンアッシュ
水谷妃里
上野樹里
桂亜沙美
三村恭代

淳評
田山涼成
田村三郎
イルカ
松本じゅん
金沢碧
山本譲二

高樹澪
谷川真里
竹井みどり
岡本舞
崔哲浩
呉和貞
金銀美
夏木マリ

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