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渋谷シネ・ラ・セット
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き・れ・い?

8月21日(土)より渋谷シネ・ラ・セットにてレイトショー

初日および8月28日、9月4日は舞台あいさつあり。詳しくはこちら

2004年/カラー/1時間25分/ヴィスタ・サイズ/ステレオ
イントロダクション
 何気ない一言や行為が相手を傷付けてしまう。逆に、相手から身に覚えのない恨みを買ってしまう。或いは、ちょっとした事で相手から予想以上に恨まれてしまう。誰もがこんな経験の一度や二度はあるでしょう。人間同士が付き合っていく以上、これはある意味で避けられないトラブルかもしれません。しかし、与えた傷と受けた傷 、このギャップが大きければ大きいほどトラブルは予期せぬ方向へと発展し、ときには陰湿な嫌がらせ、無言電話、そしてストーカー犯罪、刃傷沙汰へとエスカレートしてしまうことさえあります。
 相手の姿が見えない、何をされるか分からない恐怖は、経験した人なら忘れられない筈です。そして、そんな嫌がらせ、ストーカー行為、果ては薬物殺人…がいま実際に私たちの身近なところで続発しているのです。
 多発する戦慄すべき異常犯罪の中で、自分の欲望を満たすためなら平気で他人を傷付け、殺戮することにも抵抗感を持たず、狂気に走るサイコパスが異常増殖しています。そして、あなたの周りにもそんな異常性格者が、普通の顔をして、普通の生活をしているかも知れない!
 そんな病んだ現代社会が生み出したひとりの女が登場します。持って生まれてしまった醜い顔を改造することに執念を燃やし、欲望の赴くままに、恐るべき行動へと走る女。
 凄絶な美容整形によって美女に生まれ変わった女は、それまでに受けた心の傷と屈辱を晴らすべく、快楽と本能のままに暴走、異常行動へと一気に登り詰めて行きます。
 サイコパス女と彼女に狙われ標的にされる美貌の整形女医。そんな美貌の女医に降りかかる心理サスペンスとその恐怖を軸に、息をもつかせぬ展開で観客を戦慄の世界へ引き込んで行きます。そして、知られざる美容整形の裏側をもリアルに再現。女性の美への探求心と恐怖のダブル・ショック。
 直木賞作家・唯川恵の短編小説「めまい」からとりわけ、女性心理に潜む冷酷さと狂気を描いた「きれい?」を「オールナイトロング」の鬼才・松村克弥監督が完全映画化! 主演に「アナザヘブン」の岡元夕紀子、「六月の蛇」の黒沢あすかの異色&豪華女優陣!! 美容整形をめぐる凄惨な女たちの愛憎と殺戮を描く本格サイコホラーが遂に登場!!
ストーリー
 20代にして美容整形外科を独立開業、名声も財産も全てを手にいれた美人整形外科医・野口庸子(岡元夕紀子)。彼女の経営する『YOKOクリニック』には、日々“美しさ”を求める女性達が訪れ、庸子の手によって、その欲望を満たしていくのだった………。
 だが、ある日就業後のクリニックに一風変わった“患者”が現れる。吉江(黒沢あすか)と名乗るその女は、庸子に現金300万円を差し出し、診療時間外に手術をして欲しいと迫るのだった。恐ろしいまでの吉江の気迫に、しぶしぶ承諾し、夜な夜な手術を繰り返していく庸子。だが、何度治療を行っても、吉江の欲望が満たされることはなかった………。
 “美”への執着心に堕ちたひとりの醜女が、心と体を壊していく!!
スタッフ
キャスト
製作総指揮:古屋文明/中島仁
製作:小松賢志/岩崎統
原作:唯川 恵(『きれい』[短編集『めまい』集英社刊より])
プロデューサー:小林智浩/西健二郎/池田哲也
監督:松村克弥
脚本:松村克弥/ラッシャー池田
撮影:猪本雅三
照明:安部力
録音:井家眞紀夫
美術:野尻郁子
特殊メイク:梅沢壮一
音楽:高浜輝夫
助監督:中村章
製作担当:室橋忠

企画・制作:アートマン

配給:日本出版販売
野口庸子:岡元夕紀子
河野吉江:黒沢あすか

野村健:草野康太
佐伯和枝:麻倉未稀
真理:中村麻美
真理:原史奈

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