作品情報：ロード88

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『ロード88』特別試写会舞台あいさつ

ロード88
11月６日(土)より渋谷シネ・アミューズにてロードショー
２００４年／日本／カラー／ビスタサイズ／１１０分／ドルビーステレオ

“お遍路の旅”１４００キロをスケボーでたった一人で走破しようとする少女、明日香。白血病に冒された彼女には、時間がなかった。「今」を生きている「証」を得るために真摯な決意で挑む。そんな姿に、傷を負ったり、悩みを抱えていた周囲の人々は癒され再生していく。
　四国ロケが相次ぐ２００４年。本作品は、四国四県オールロケで撮影されためずらしい作品である。まさに、お遍路の旅をなぞりながらの撮影は、四国の自然、人情、空気をふんだんに取り込み、観る人もまさにお遍路をしているような錯覚を覚えるほどリアルである。
　メガホンをとるのは深い人間洞察力で人々を魅了する中村幻児監督。実に数年をかけて企画の立案から出資の依頼のために全国を奔走し、その思いは２００４年ついに四国先行全国公開として結実した。
　主人公・明日香役を透明感あふれる等身大の存在感で演じきったのは、映画初主演の村川絵梨。今、彼女のピュアなパワーが、四国から全国に満ち溢れる。初主演の村川を中心に、経験豊富なスタッフ・キャスト陣が脇を固める。小倉久寛、須藤理彩をはじめアミューズの俳優が出演しているほか、長谷川初範、津田寛治ら演技派が作品に厚みを与える。

「私には時間がないの」四国88ヶ所の遍路をスケボーで走る、明るく活発な女子高生・槙村明日香（村川絵梨）。しかし、本当の明日香は“骨髄性白血病”という病と闘う少女でもあった。
　一方、才能ある相方に見捨てられ、芸人としての復活をかけた“ママチャリ遍路”に臨むお笑い芸人・佐藤雄太（小倉久寛）。“お遍路の旅”をやり遂げようとする明日香に亡くなった娘の姿を重ねる伴野一郎（長谷川初範）。何の関係もなかった３人が “お遍路の旅”を通じ、自身に背負った心の傷、生きることへの不安、そして死への恐れを超えて、次第に心を通わせていく。しかし、明日香に巣食う病魔は、確実に明日香の体を弱らせ、「死」という現実へ近づけていくのであった。そして、病床に臥す明日香が打ち明けたのは、幼い頃に生き別れた母親への想いであった。
　果たして明日香は、母親に逢うことができるのだろうか。今、四国を舞台に感動の物語が紡ぎだされる。

監督：中村幻児

製作総指揮：大里洋吉
エグゼクティブプロデューサー：佐藤伸司／宮下昌幸／丸茂日穂
プロデューサー：若松徹／木下昌美／後藤圭介
ラインプロデューサー：臼井正明
脚本：梅村真也／中村幻児
音楽：遠藤浩二
撮影監督：高間賢治（Ｊ・Ｓ・Ｃ）
照明：上保正道
美術：小池直実
録音：藤丸和徳
整音：瀬川徹夫
編集：北澤良雄
主題歌：「Tomorrow～風の道標～」BOYSTYLE（インペリアルレコード）
挿入歌：「夢は夢のままで」古瀬陽子（BET-TALIS)
製作：「ロード88」製作委員会（アミューズ／イマージュ／ギャガ・コミュニケーションズ／カルチュア・パブリッシャーズ／読売テレビ／日本テレビ／デューク）
制作プロダクション：イマージュ
配給：ギャガ・コミュニケーションズ

槙村明日香：村川絵梨（BOYSTYLE）
佐藤勇太：小倉久寛

真中涼子（ＡＤ）：須藤理彩
小園崇（ディレクター）：津田寛治
明日香の母：黒田福美

医師：富田靖子
町の巡査：三宅裕司
坂本：岸谷五朗
漫才師：寺脇康文
別所：新藤晴一（ポルノグラフィティ）

伴野一郎：長谷川初範

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