作品情報：TOKYO NOIR　トウキョーノワール

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TOKYO NOIR　トウキョーノワール
	９月25日(土)より銀座シネパトスにてレイトロードショー
	２００４年／日本／ステレオ／カラー／１２７分／Ｒ－15

　孤独、焦燥、不安…。様々な痛みを抱えながら「昼」と「夜」の顔を使い分けている女たち。ある者は30代半ばに仕事のキャリアと女性としての生き方に悩み、ある者は恋人を奪われた哀しみを振り払おうと風俗嬢に身を落とし、ある者はもうひとりの自分の存在を感じ、日常が揺らぎ始めたことに気づく。みな、本当の愛を捜し求めることによって深く傷つき、戸惑い、今までの生き方に疑問を抱く女たち。そんな彼女らがしっかりと現実を受け止め、今いる場所から一歩踏み出していく姿を、ふたりの俊英監督が独自の視点で痛々しいほどリアルに映像化。＜TOKYOの夜＞を彷徨う女たちの赤裸々な性と繊細な心理が、リアルな物語の中で鮮やかに綴られていく。
　それぞれのヒロインに『皆月』『Jam Films』の吉本多香美、『血を吸う宇宙』『ＧＴＯ』の中村愛美、『牛頭』の吉野きみか、映画初出演の関彩が扮して大胆な演技を披露、女であることの切なさと悦びを見事に体現する。また利重剛、和田聡宏、温水洋一、遠藤憲一、峰岸徹といった個性的な男優陣が脇を固め、男の傲慢さと包容力を垣間見せる。監督は『PAIN』の石岡正人と『HOBOS』の熊沢尚人。“二面性”という共通のテーマに基づき、それぞれが単独で短編を監督し、さらにふたりの合作した作品をあわせて３本の短編集にまとめあげるという新しい試みに挑んだ。また監修を「東京　夜の駆け込み寺」「眠らない女～ダブルフェイスの女たち」の作家・酒井あゆみが手掛け、女性の立場から女の“生”と“性”を鋭く見つめる。

Part 1:BIRTHDAY
「誕生日には決まって良くないことが起きる」。35歳の誕生日を迎えようとするキャリアウーマンの真理（吉本多香美）は、７歳の誕生日に父親が失踪して以来、そう信じている。ある夜、突如目に入った妖しい美容院のドアを開いた彼女は、店主に美しい化粧を施され、客の待つホテルへと向かう…。

Part 2:GIRL'S LIFE
女子大生の美由紀（中村愛美）は友人に彼氏をとられてからというもの、風俗嬢となって毎夜男の欲望を満たしていた。そんなとき、客として元カレが現れる。あくまで客として迎える彼女に苛立ちを覚えた元カレによって店から連れ出された美由紀。ふたりきりになり、心の均衡が一気に崩れた彼女は…。

Part 3:NIGHT LOVERS
ＯＬの奈緒（関彩）はインターネットで同姓同名の『愛人・ナオの独り言』というサイトをみつける。様々なタイプの愛人を演じるもうひとりの“ナオ”の人生に、興味を覚える奈緒。愛人ナオ（吉野きみか）は、社長秘書、ＯＬ、セーラー服を着るコスプレ女、様々な女に身を置き、ただひとりだけの男を愛しながら、様々な男たちの相手をしていた。

製作：仁平幸男／古屋文明／丸茂日穂／朱京順
制作統括：小松賢志／矢部浩彦／後藤圭介／中丸憲弥
企画・プロデュース：林由恵／朱京順
プロデューサー：小林智浩／鈴木裕光
アソシエイトプロデューサー：服巻泰三／筒井竜平
監修：酒井あゆみ

脚本：熊沢尚人／浦山陽子（Part 1）、石岡正人／黒沢久子（Part 2）、石岡正人（Part 3）
監督：熊沢尚人（Part 1）、石岡正人（Part 2）、石岡正人・熊沢尚人（Part 3）

ラインプロデューサー：椋樹弘尚
撮影：鍋島淳裕
音楽：遠藤浩二
録音：水口靖
エンディングテーマ：「home」川村結花（Epic Records Japan）
製作協力：ゴールド・ビュー
製作：TOKYO NOIR製作委員会（ケイエスエス／日本出版販売／ギャガ・コミュニケーションズ／ゴールド・ビュー）
配給：ケイエスエス／日本出版販売

Part 1:BIRTHDAY
吉本多香美
利重剛
光石研
須之内美帆子
和田聡宏
山田辰夫
ベンガル

Part 2:GIRL'S LIFE
中村愛美
塩谷瞬
亜沙里
温水洋一
三上真一郎

Part 3:NIGHT LOVERS
吉野きみか
関彩
水橋研二
金守珍
原史奈
遠藤憲一
峰岸徹

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