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オオカミとヤギの間に生まれた、普通ならありえない友情を、時にユーモラスに、時に切なく描いた絵本「あらしのよるに」(作・きむらゆういち、絵・あべ弘士/講談社刊)。信頼、友情、愛といった普遍的なテーマが大きな共感を呼び、子供から若い女性、お年寄りまで幅広い年齢層に愛され、シリーズ発行部数が累計200万部を突破するロングセラーとなっています。これまで、ラジオドラマ、舞台、朗読会、テレビ絵本、ビデオ紙芝居などの題材に取り上げられてきた大人気作品が、この冬ついに長編アニメーション映画になりました。映画では、原作のストーリーに加え、ファン待望のガブとメイの友情の最終章が描かれます。
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ある嵐の夜、仲間とはぐれたヤギのメイは、壊れた山小屋で雨風をしのいでいた。そこへ、同じように逃げてきた “仲間”と思しき一匹の動物がずぶ濡れで飛び込んでくる。真っ暗な小屋の中、互いにひとりぼっちで心細かった二匹は、話をするうちに仲良くなり、次の日に「あらしのよるに」を合い言葉に、再会を約束する。しかし、翌日、メイの前に現れたのは、オオカミのガブだった! 本来なら決して仲良くなれない二匹だが、天真爛漫なメイは無邪気にガブを慕い、ちょっと気弱で優しいガブもそれを受け入れる。
だが、平穏な日々は永遠には続かなかった。その友情がそれぞれの種族に知られるところとなったのだ。果たして、二匹の運命は?
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