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「日本にいるすべてのゾウを幸福にする。」……そんな大きな夢を抱き、日本人として初のゾウ使いの道を歩みはじめ、20歳で夭折した少年、坂本哲夢。夢に向かって真っ直ぐに走り続けた哲夢と子ゾウ、ランディの心の交流、哲夢自身の成長と彼を見守る家族との間に起きるドラマ、そして哲夢の短い青春にささやかに咲いた恋。感動の実話から生まれた物語が、この夏、『星になった少年 Shining Boy & Little Randy』として映画化。日本中を温かな涙で包みます。
実在の主人公・哲夢を演じるのは、『誰も知らない』(是枝裕和監督)で、第57回カンヌ国際映画祭最優秀男優賞に日本人として初、そしてカンヌ史上最年少で輝いた世界が注目する14歳、柳楽優弥(やぎらゆうや)。彼の受賞後第一作が本作です。その天性の演技力に加え、昨年夏休みから、哲夢君の実弟・峰照(たかあき)さんの下でゾウ使いの訓練を開始、そして実際にタイに渡り、王立の象訓練センターで講習を受けるなど、自らタイ語でゾウとコミュニケーションを取れるまでになり、「本物のゾウ使いになれるくらいまで頑張りたい」と、哲夢の夢への想いを見事に演じています。日本映画界に久々に現れた期待の新星の体当たりの演技にご注目下さい。
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哲夢は、動物プロを経営する両親の不和や小学校でのいじめにあい、内にこもりがちな少年だった。しかし、ある時ゾウと出会いその神秘的な力に触れ次第に心を開いてゆく。環境と天賦の才から、ゾウの言葉を理解できるほどゾウを扱う資質にめぐまれた哲夢は、日本人初の少年ゾウ使いをめざし小学校を出てすぐタイのゾウ訓練センターへ留学する。言葉もわからない異国の地で、彼は少年から青年へとたくましく成長していく。帰国した彼は、「日本中のゾウを幸せにする」「ゾウたちの楽園を作る」と宣言し日本人初のゾウ使いとして活躍し始めるのだが……。
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