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晴れたらポップなボクの生活

2006年1月21日(土)より、テアトル新宿にてレイトショー

2005年/日本/HD作品/94分
イントロダクション
ボクたちは、晴れたらいつでもまっすぐに歩いていくのだ!! 先輩ホームレスのユウさんが気づかせてくれた、ちいさいけれど大切なこと。
 『晴れたらポップなボクの生活』は、会社を辞め、ダンボールハウス村で暮らすようになった尚樹と先輩ホームレス・ユウさんふたりの“旅”、そして尚樹の“新しい出発”を描いた作品です。
 主人公の尚樹には、カラテカ・矢部太郎が映画初主演。日々の生活に漠然とした不安を抱える尚樹を自然体で演じています。そして『薔薇の葬列』以来37年ぶりの主演となる、“ピーター”こと池畑慎之介が、ホームレス役に挑戦。何も語らず哀しみを背負ったユウさんをみごとに熱演。また、映画本格初出演となる木村祐一や、片桐はいり、板尾創路、温水洋一、山田雅人といったひとクセもふたクセもある個性的な面々に加え、山城新伍、多岐川裕美、左とん平など実力派が脇を固めています。
 監督は今まで数々の映像作品を企画、演出し、2003年に『浪商のヤマモトじゃ!』で監督デビューした白岩久弥。「ナニワ金融道」の青木雄二の短編、「淀川河川敷」をベースに、ナオキの成長とユウさんの償いの旅を爽やかに描き出しています。エンディングテーマは、ポップなサウンドに定評のある今話題のバンド、つばきが担当。ナオキの背中を後押しするかのごとく、清々しい歌声を響かせ、本作をより一層豊かなものにしています。
ストーリー
会社を辞めたら、寮を追い出されて尚樹(カラテカ・矢部太郎)は、とうとう住所不定。仕事がないと部屋が借りられず、住所がないと仕事に就けない。社会からこぼれ落ちることは、煙草をやめるより簡単だった。尚樹は、いつしか河川敷のダンボールハウス村で、ホームレスの仲間たちとポップな青空生活をすることになった。仲間は、台湾生まれのヤンさん(130R・板尾創路)とヤンさんと同居している美幸(片桐はいり)。その美幸さんに惚れている高田さん(温水洋一)。元自衛隊員で、今は何よりキレイな服を着ることに命をかけているマーちゃん(木村祐一)。ゲンセン(山田雅人)は、ホームレスに生活保護を受けさせてやっては、そこから報酬を天引きする悪徳NPO。それに、なぜかいつでも野球の審判のマスクをとらず、誰も素顔を見たことのないユウさん(池畑慎之介)。
 尚樹は、そろそろ停められそうな携帯でみんなの写真を撮っていた。でも、ボクはなんでここいにるんだろう? 写真家になりたいなんて思ったりするけれど…。
 そんなある日、変人のユウさんが、突然「旅に出る」と言い出した。初めて素顔を見せたユウさんに興味を持った尚樹は、その旅についていくことにした。どこへ行くのか、何しに行くのか、説明は一切なし。
東京をふたりは、歩く、歩く、歩く。尚樹とユウさんは。一銭も使わず、東京を移動し、食べ物を分け合って、道端で寝て、雨宿りして、ファミレスでちょろまかした煙草まで吸った、これはすごいことじゃないか!
 でもユウさんの“旅”は、ただの“旅”じゃなかった。旅から浮かび上がる15年前の殺人事件。別れたまま思い続けていた女の人、それから、ユウさんには、どうしても、謝らなければならない人がいたのだ! 何も語らず、歩き続けるユウさんの悲しみ。
 仲間だった台湾生まれのヤンさんは死んでしまったけど、尚樹たちは歩き続ける。大切なのは、お金があるとか、家があるとか、そんなことなんかじゃない。どこへ行くのか分からない。でも、晴れたらどこまでも歩いていける。
 すかんぴんでも、ボクたちはポップに生きていける。
スタッフ
キャスト
監督:白岩久弥

原案:青木雄二 「淀川河川敷」 より(小学館「週刊ヤングサンデー」/マガジンハウス/廣済堂出版)
製作統括:一丸秀信
企画:大崎洋/白岩久弥
プロデューサー:山本英夫/菊井徳明/井内徳次/竹本克明
共同プロデューサー:坂上也寸志
脚本:長川千佳子
音楽プロデューサー:比留間達也
音楽:湯浅篤/スズキマサヒロ
エンディングテーマ: 「気まぐれ」つばき(R and C Ltd.)
監督補:高橋純
脚本協力:はりせ
撮影監督:稲田晃宏
VE:牧野浩人
照明:山口賢二
録音:大西光
美術:藤原慎二
コスチュームデザイン:小篠ゆま
助監督:湯浅真
記録:増田実子
ラインプロデューサー:藤田修
製作:ジェイディ・スター/R and C Ltd.
制作:ジェイディ・スター
制作協力:吉本興業/ジェイオフィス/アントレ/ウィズ/テンダープロ
配給:スローラーナー
尚樹:矢部太郎(カラテカ)
ユウ:池畑慎之介

美幸:片桐はいり
マーちゃん:木村祐一
高田:温水洋一
ヤン:板尾創路(130R)
ゲンセン:山田雅人

千枝:多岐川裕美
本田:梅津栄
軍司:左とん平
ユウさんの父:山城新伍

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