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大阪は浪速区恵比寿東界隈、通称“新世界”。大阪のシンボル・通天閣を中心とした10の商店街から形成される、この“ディープ大阪”を舞台に、ふたりの元・ボクシング世界チャンピオンが刑事役を演じて大暴れするナンセンス・コメディの決定倍が登場！
強面の刑事・織田アゲルを演じるのは元ＷＢＡ＆ＷＢＣジュニア・バンタム級世界チャンピオンの渡辺二郎。ダンボールハウスに住む労働者ルックの刑事・深爪役には元ＷＢＡジュニア・フライ級世界チャンピオンの渡嘉敷勝男。現役引退後はＴＶなどでも活躍するふたりの豪華共演が実現した。東京から赴任してきたエリート刑事・真上正義（しんじょう・まさよし）を演じるのはテレビ「特捜戦隊デカレンジャー」赤座伴番役で一躍人気者となった載寧龍二。健気に生きるキャバクラ嬢・サラダ役にロリータフェイスとセクシーさを兼ね備え大活躍中のほしのあき。さらに日本映画には欠かせない存在となった個性派俳優の遠藤憲一やドラマ・映画で活躍する坂上香織が共演。そしてリットン調査団やたくませいこ、ぜんじろう、幹てつや、チャンバラトリオの南方英二といった人気の関西お笑い芸人たちも多数出演。
監督はテレビ「ケータイ刑事」シリーズや「怪談・新耳袋」、映画『EKOEKO AZARAK』『まいっちんぐマチコ！ ビギンズ』など幅広い作風とぶっ飛んだ演出で定評のある鈴木浩介。ディープ大阪を舞台に、様々なジャンルの要素を詰め込んでみせる。
笑いあり、アクションあり、サスペンスあり、涙あり、ちょっぴりお色気あり。こらほんま、映画のミックスジュースやで！
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東京から大阪の新世界署への赴任を命じられた警察庁のエリート刑事・真上正義（載寧龍二）は、署の様子に唖然呆然。フェスティバルゲートも羨むほどの（？）賑やかな署内にいるのは、拳銃を賭けてチンチロリンをしたりと、およそ警察官とは思えない面々ばかり。真上は署長の指示で織田アゲル刑事（渡辺二郎）に付くことになるが、織田は通報電話の受話器を持ち上げるとそのまま戻してしまう。「聞かなかったことは、なかったことと同じや」という織田。おまけに深爪（渡嘉敷勝男）が連行してきたコソ泥に「泥棒すんなら大金持ちから盗らんかい」と豪邸の合鍵を渡す始末。その態度に戸惑いつつも、真上は織田や深爪を通じて“関西の掃き溜め”と言われる新世界で生きる人々の姿を徐々に知り始めるのだった。
そんなある日、暗い過去を背負いつつも健気に生きてきたキャバクラ嬢のサラダ（ほしのあき）が失踪したとの知らせが入る。サラダを見守ってきた織田と深爪は懸命の捜査を開始し、その結果、サラダは大手芸能プロにスカウトされ、サイパンに写真撮影に旅立ったことが判明。安心する織田と深爪だったが、その陰で新世界だけでなく、大阪、日本全体までを巻き込む謎の計画が進行していることに彼らはまだ気づいていなかった…。
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