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日常

2006年2月4日(土)〜3月3日(金)までシアターN渋谷にてレイトショー

2005年/カラー/76分
イントロダクション
 たくさんの人々で賑わう大阪の街。メッセンジャーに憧れている郵便配達員、自転車をなくしてキレる男、ストーカーを説得する探偵、車をレッカー移動されてしまったカップル、婦人警官、タクシー運転手、ストリートミュージシャン……。様々な登場人物が織り成す、ごくありふれた日常風景。そんな大阪の街の日々の出来事を優しいまなざしで見つめながら、シュールでいて、あたたかく、そしてなにより活き活きと映し出した作品が出来上がりました。
 監督は、人気アイドルグループ・モーニング娘。が出演する「それゆけゴロッキーズ」、松浦亜弥と藤本美貴出演の「燃えろマナー部」などのテレビ番組を手掛けてきた新鋭女性監督・笹部香。「サラリーマンが唐揚げを取り合うだけの、だらだらした“中川家”のミニコントが大好きで、“こういうのばっかりずっと見たいなー”と思った」という思いから2001年に大阪のテレビ局で「日常」という特番を制作。さらにその思いが映画『日常』へと繋がりました。
 大阪の人々を演じるキャストはケンドーコバヤシ、次長課長、友近、フットボールアワー、南海キャンディーズのしずちゃん、レギュラーの松本など、すべてテレビでもお馴染みの吉本興業の人気若手芸人たち。大阪に生きるフツーの人々として街の中にすっと溶け込んだ彼らの姿は、いつもとは違って見えるに違いありません。そして、彼らの紡ぎ出す日常の風景に、自分たちの日常を重ね、なんともいえない親しみを感じるとともに、ほっとするような気持ちになるのです。さらに、全編に流れるアコースティックなメロディと、ケンドーコバヤシと次長課長・井上が演じるストリートミュージシャン“仮面ドライバー”の演奏する曲が、街を彩る光景をあたたかく包み込んでいきます。
 耳をすませば聴こえてくる、街の音が織り成す不思議なストーリー。思わずクスッと笑ってしまうシーンが多々ありながら、観終ったときには心が温まる、ステキな映画になりました。
ストーリー
 大阪のミナミ。ストリートミュージシャンの“仮面ドライバー(ケンドーコバヤシ/次長課長・井上)”が雨の降りはじめた中、演奏するかどうか話している。
 街なかのカフェ。仕事の合間に一息つくメッセンジャー(ビッキーズ・木部)たちは、自分たちの自転車を触っている不審な男(レギュラー・松本)を見つける。男は「自分はメッセンジャーに憧れる郵便配達員」だと言い、わけの分からない質問をぶつけはじめる。
 そして自転車置き場では、自分の自転車がなくなっているのに気づいた若者(サバンナ・八木)がキレて周囲にわめき散らす。通りがかった息子連れのおかん(友近)は若者から因縁をつけられるが負けずとやり返す。
 さらに、道行く人の数をカウントする交通調査員の女性にひたすら質問を浴びせる奇妙な青年(サバンナ・高橋)がいる。女性が無視しているのに関わらず、彼の質問は続く…。
 そのほかにも、駐禁の言い訳をするサラリーマン相手に粘る婦人警官、ストーカーを説得する探偵、棚の配置について真剣に語るふたり組の若者、昼休みに上司の陰口を叩く東京出身のサラリーマンたち、車をレッカー移動されて揉めるカップル、セナに憧れているタクシー運転手、パチスロ好きの男……などなど、それぞれの日常の断片が、微妙に重なり合いながら、次々と映し出されていく。
スタッフ
キャスト
監督:笹部香
製作:泉正隆
プロデューサー:覚野公一/小口直子
脚本:松本真一/渡辺鐘/森志津規/遠藤政/野々村友紀子
撮影:津田欣典
VE:宮脇直樹
CA:北林一博
編集:土田しげお/三好和也/岡貴文
音効:久坂恵紹
音楽:塩見佳久
スチール:内田秀人
衣裳:大槻衣裳
小道具:速水仁
制作進行:鎌田由梨
協力:日本ビジュアルアーツ大阪

制作協力:吉本興業
製作:エス・エス・エム
配給・宣伝:エス・エス・エム
ケンドー・コバヤシ
次長課長
友近
南海キャンディーズ・しずちゃん
フットボールアワー
レギュラー・松本康太

サバンナ
チュートリアル
ブラックマヨネーズ
ザ・プラン9・なだぎ武
ザ・プラン9・浅越ゴエ
ビッキーズ
$10・白川悟実
土肥ポン太
野生爆弾
カリカ・林

小藪千豊

メッセンジャー・あいはら

バッファロー吾郎

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