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サンクチュアリ

2006年秋、渋谷ユーロスペースにてレイトロードショー

2005年/DV/95分
イントロダクション
 のどかな別荘地で、ある日突然、ひとりの子供が消えた。母親は手がかりを求めて必死に探すが、息子の行方は杳として知れない。事故か、誘拐か、それとも――。やがて浮かび上がってくる悲劇の真相とは……。
 圧倒的なリアリズムと造形力で女たちの生きざまを描ききった監督は、『HYSTERIC』『DOG STAR』『肌の隙間』の瀬々敬久。過去も現在もバラバラに語られ、いつしか時制は溶け合い、やがて現在を生きる女たちの「貌」が見えてくる造形力。事実のみを断片的に並べた中から次第に真相にいたる、圧倒的なリアリズム。犯罪の中から、人間の悲しい営みと真実が見えてくる。
 ふたりのヒロインに『嫌われ松子の一生』で存在感たっぷりの好演を披露した黒沢あすかと、『油断大敵』『青い車』などで堅実な演技力に定評のある山下葉子。
 共演は『LIMIT OF LOVE 海猿』『陽気なギャングが世界を回す』の光石研、『花と蛇』の未向の個性派に加え、下元史朗、外波山文明、長門勇らベテランたちが脇を固めるほか、サッカージャーナリストとして活躍する武田修宏が本格的な映画初出演を果たしている。
 撮影に『乱歩地獄』『LOFT』の芦澤明子、音楽に『花と蛇2 パリ/静子』『仮面ライダー THE FIRST』の安川午朗と、実力派のスタッフが揃い、作品の強度と完成度に大きく寄与している。
ストーリー
 深夜、タクシーの中で眠り込んだ山本アキ(黒沢あすか)が目覚めると、手錠をかけられ身体の自由を奪われていた。事態を飲み込めない彼女に振り向いた運転手は黒木裕子(山下葉子)だった。罵声を浴びせるアキを尻目に、裕子は無言のままいずこかへ車を走らせる――。
スタッフ
キャスト
企画:利倉亮
プロデューサー:江尻健治/山地昇
撮影:芦澤明子
録音:山口勉
編集:桐畑寛
制作:白石香織
助監督:松岡邦彦
キャスティング:関根浩一

音楽:安川午朗

脚本・監督:瀬々敬久

製作:レジェンド・ピクチャーズ
配給宣伝:アルゴ・ピクチャーズ
黒沢あすか
山下葉子

未向
下元史朗
外波山文明
武田修宏
光石研

長門勇

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