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TANNKA 短歌

2006年11月11日全国ロードショー

上映時間:102分 【R-15】
イントロダクション
 『TANKA 短歌』は、女流歌人・俵万智の処女小説であり、読売新聞連載時からセンセーションを巻き起こした「トリアングル」を原作に、女性のしなやかな官能美を描く物語である。  ココロもカラダも満ち足りた大人の愛で包み込んでくれる年上の“彼”と、本能のままに自分を求め、刺激をあたえてくれる年下の“彼氏”。ふたつの全く異なった愛の形の中で、仕事に恋に満ちたりていた女性が少しづつ自分の生き方に疑問を感じていく…。
 主人公・薫里を演じるのは『SHINOBI』など映画、ドラマ、CMと幅広い活躍をしている黒谷友香。本作が初主演作となる。その薫里に想いを寄せるヴァイオリニスト・圭を演じるのは、183cmの長身に少年のような格好良さをあわせ持つ期待の成長株、黄川田将也。そして大人の恋を手ほどきするカメラマンMを、大人の魅力あふれる村上弘明が演じる。
 女性の心と官能の変遷を美しく描くことのできる人物として、数々のヒット曲を世に送り出した阿木燿子が監督に抜擢。初監督ながら、そのたぐいまれな感性が、既存の映画には見られなかった新たな映像美を紡ぎ出す。また監督の夫である宇崎竜童が音楽を担当し、アラビックな楽曲が物語をエロティックに演出する。
 さらに、女性の率直な心情の発露として物語に余韻を残す短歌と、妖しく燃え上がる官能美の象徴としてのベリーダンスが全編に印象的に盛り込まれ、黒谷友香×阿木燿子×俵万智による<肉体と映像と言葉>のフュージョンが<女を目覚めさせる映画>としてこの秋、しなやかに誕生する。
ストーリー
 33歳のフリーライター薫里(かおり・黒谷友香)は、カメラマンのM(村上弘明)という年上の恋人と、仕事も恋も充実した日々を送ってきた。Mとの関係が世間でいうところの「不倫」であっても、無我夢中で生きてきた薫里の心を暖かく包むと同時に、肉体をも新たに目覚めさせてくれたのはMだったのだ。外国の恋愛小説を朗読しながら、戯れのように始まる甘いセックス。薫里の朗読は次第に途切れ始める。薫里の感じるところを熟知しているMの指先、舌先、そして……。切ない吐息が激しいあえぎ声に変わり、薫里は深く長い絶頂の瞬間を迎える。それはMでしか得られない、濃厚なオルガズム――。
 薫里はその時々の赤裸々な想いを短歌につづっていく。ある日、薫里に新しい恋が訪れる。行きつけのバーで知り合ったヴァイオリニストの卵・圭(黄川田将也)である。M以外の男性に久しく興味を持ったことのなかった薫里だが、年下の圭の若々しさに引かれ、自然な成り行きで体を重ねる。人生経験の浅い圭にさまざまなことを教え、“育てる喜び”を覚えていく薫里。
 そんな薫里を、親友の美佳(中山忍)は複雑な思いで見守っている。Mと圭、ふたりの男性の間で揺れ動き、以前より明らかに落ち着きをなくしていく薫里に、これからの生き方の結論を出す日が近づいてくる…。
スタッフ
キャスト
原作:俵万智「トリアングル」(中公文庫)
監督:阿木耀子
音楽:宇崎竜童

「TANNKA」製作委員会:遠藤茂行/高垣佳典/石井徹/平林彰
企画協力:大西一興
プロデューサー:富永理生子
脚本:阿木耀子 岩下悠子
キャスティングプロデューサー:福岡康裕
協力プロデューサー:青木祥江
製作統括:生田篤
撮影:仙元誠三
監督補:奥田明好
照明:渡辺三雄
美術:和田洋
装飾:佐原敦史
録音:瀬川徹夫
編集:大畑英亮
スクリプター:石山久美子
助監督:高橋浩
ベリーダンスコリオグラファー:青木香葉
ラインプロデューサー:林周治
音楽プロデューサー:津島玄一
テーマソング:「裸身」「I miss you」Joelle(ユニバーサルJ)
オリジナル・サウンドトラック:ユニバーサル ミュージック

製作プロダクション:東映東京撮影所
黒谷友香
黄川田将也
村上弘明

西郷輝彦
中山忍
吉野紗香

高島礼子

井川比佐志
本田博太郎
萬田久子

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