フィッシュマンズ、奇跡の再会の物語。1987年のバンド結成以降、レゲエやパンクをルーツにした初期のスタイルからどんどん進化していった独自の音楽性で、1990年代を駆け抜けた孤高のバンド、フィッシュマンズ。99年にヴォーカルでありメインソングライターであった佐藤伸治が急逝するも、彼らが残した音楽は今なお多くのミュージシャンやクリエイター、新世代リスナーまで、世代を超えて熱い愛を集めつづけている。そして事実上の活動停止から7年。リーダーである茂木欣一が、ボブ・ディランの1975年のツアーにインスパイアされライヴを企画。メンバーが出会ってきた多数のヴォーカリストを迎えた奇跡のリユニオンツアー、FISHMANS presents “THE LONG SEASON REVUE”が実現。そこで鳴り響いたフィッシュマンズの音楽は、どこまでも観客を圧倒し、大きな感動を生んだ。本作はそのツアー映像を中心に、過去の未発表映像や、その音楽にインスパイアされた人々によるコントリビューションを融合させ、まったく新しい形のロックムーヴィーとしてお届けします!
監督には、フィッシュマンズの映像を長く撮り続け、もはやメンバーのひとりと言っても過言ではない川村ケンスケ。サザンオールスターズなど多数の音楽ビデオクリップを手掛けてきた彼だが、映画監督としては2000年に公開された『記憶の音楽-G♭-』以来のメガホンとなる。音楽はフィッシュマンズの共同プロデュース・エンジニアをつとめてきたZAKが全面監修! リユニオンツアー“THE LONG SEASON REVUE”でのライブパフォーマンスを劇場用にリミックス。彼らが築き上げてきたハイブリッドなな音像世界が鮮やかに蘇り、観客を魅了すること間違いなし!