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ヨコハマメリー

2006年4月15日(土)から横浜ニューテアトルにてロードショー
テアトル新宿にて4月15日(土)〜28日(金)までモーニングショー、4月29日(土)からレイトショー

2005年/カラー/スタンダード/92分
イントロダクション
 かつて、ひとりの娼婦がいた。歌舞伎役者のように顔を白く塗り、貴族のようなドレスに身を包んだ老婆が、ひっそりと横浜の街角に立っていた。本名も年齢すらも明かさず、戦後50年間、娼婦としての生き方を貫いたひとりの女。かつて絶世の美人娼婦として名を馳せた、その人の気品ある立ち振る舞いは、いつしか横浜の街の風景の一部ともなっていた。“ハマのメリーさん”人々は彼女をそう呼んだ。  1995年、メリーさんが忽然と姿を消した。自分からは何も語ろうとしなかった彼女を置き去りにして、膨らんでいく噂話。いつの間にかメリーさんは都市伝説のヒロインとなっていった。そんなメリーさんを温かく見守り続けていた人たちもいた。病に侵され、余命いくばくもないシャンソン歌手・永登元次郎さんもそのひとり。消えてしまったメリーさんとの想い出を語るうちに、元次郎さんはあるひとつの想いを募らせていく。もう一度、メリーさんに会いたい。そして、彼女の前で歌いたい……。
 監督は本作がデビューとなる、まだ30歳の中村高寛。メリーさんが消えたのち、彼はその影を追うように、様々な人へのインタビューを始めた。そうして、メリーさんを通して見えてきたものは、市井の普遍的な人の営み、感情、人生の機微であった。撮影開始から5年の歳月をかけ、地元・横浜への親しみがこもった、清清しい感動に溢れる作品を作り上げた。2005年度の湯布院映画祭では、ドキュメンタリーでありながら、多くの観客から喝采を受けている。
スタッフ
キャスト
企画・制作:人人フィルム
プロデューサー:白尾一博/片岡希
撮影:中澤健介/山本直史
編集:白尾一博
MA:濱田豊/preatage
音響効果:斎木琢磨
音楽:Since(コモエスタ八重樫+福原まり)
テーマ曲:「伊勢崎町ブルース」/歌:渚よう子
写真:森日出夫
宣伝美術:鈴木一誌
イラスト:宇野亜喜良
監督・構成:中村高寛

提供:レントラックジャパン/ナインエンタテインメント
配給:ナインエンタテインメント
配給協力・宣伝:アルゴ・ピクチャーズ
永登元次郎
五大路子
杉山義法
清水節子
広岡敬一
団鬼六
山崎洋子
大野慶人
福寿祁久雄
松葉好市
森日出夫

ほか

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