1.「One Woman's Story」
最近彼氏と別れた友達を励ます有希も実は寂しいひとり暮らし中。そんな彼女の元に届いたのは。3件の留守番メッセージだった。母親からの心配の電話、そして…。
2.「実は俺」
コタツ談話に花を咲かせるバイト仲間の仲良し4人組。何気ない話をする中、あるひとりが神妙な顔で話し出す。「俺、みんなに話していない秘密があるんだ…」
3.「バカ兄貴」
「…兄貴、俺結婚するわ」今日もギャンブルに負けて帰ってきた駄目な兄貴にしっかり者の弟が打ち明ける。兄は酔った勢いで弟の彼女に電話をしてしまう。祝福を伝えるつもりだったが…。
4.「殺し屋サリー」
「私は殺し屋。コードネームは“サリー”。私の殺しには流儀がある。目で殺し、言葉で生かせて、キスで仕留める。」今回のターゲットである男の運命はいかに?
5.「2人のdistance」
ひと組のカップルが織り成す、ごく普通の日常。やがて、会話の流れで男の浮気が発覚してしまう。
6.「IYASHINSU(イヤシンス)」
昼休みの公園でバッタリと出くわしたふたりのくたびれたサラリーマン。彼らの前には、心を癒してくれる小さな可愛らしい花が咲いていた。互いの心に芽生えたのは「敵対心」だった。
7.「桜に実がなる頃」
自分の誕生日なのに彼女と会う約束を断られてしまった幹生。今日こそは童貞を捨てようと心に誓っていた腹いせに、ピンクチラシの番号に電話を掛けてしまう。
8.「事実は新聞より奇なり」
新聞配達員である浩太が眼にしたのは、ポストの差込口に挟まった1枚の紙切れ。「いつも頑張っている姿がステキです!」翌日、ドキドキした気持ちで、新聞を差込みつつ、玄関ののぞき穴をのぞくと…。
9.「カミさまもう一度だけ」
必死の形相で帰宅するサラリーマン良夫。一目散に向かったのは、今は亡き妻の仏壇の前。神妙な面持ちで、彼は意外な行動をとっていく。仏壇の前には、ドラ●ンボールが6つ。
10.「最終話」
彼女との2ショット写真を眺めている男。一方、思いつめた表情で電車を待つ彼女の姿。男は突然立ち上がると、ダッシュで走り出す――