伝染歌
監督:原田眞人
出演:松田龍平 木村佳乃 阿部寛 伊勢谷友介 ほか
2007年8月18日(土)東劇にて先行公開、8月25日(土)より全国ロードショー
恐怖は日常にあるほど怖い――。携帯電話をとおして伝播する恐怖を描き、大ヒット作となった『着信アリ』シリーズ。その企画・原作を手掛けた秋元康が、携帯電話の次に着目したのは、カラオケ=歌だった。そしてその製作準備中、ひとりのスタッフがある曲にまつわる話を見つけてきた。呪われた歌は実在したのだった!
1933年、ハンガリーで1枚のシングルレコードが発売された。そのタイトルは「暗い日曜日」――。その曲が発売されてから間もなく、この曲を聴いて自殺する者が続出。ハンガリーではすぐに発売・放送禁止となった。3年後、「暗い日曜日」はフランスに渡り、シャンソン歌手・ダミアによって歌われ大ヒットを記録するが、ここでも自殺者が続出する。そして68年には作曲者のレッソ・セレシュ自身が投身自殺を遂げるのであった……。
“自殺ソング”として知られるこの「暗い日曜日」のエピソードも織り交ぜ、『伝染歌』(でんせんうた)は現代の日本に生きる女子高生とルポライターの物語として誕生することになった。いま、都市伝説ブームの再来と言われているが、本作は単純に“伝染歌”という都市伝説を描いたものではない。リアリティが息づく、まさに時代が求めた“新都市伝説ホラー”なのだ。
監督・脚本を手がけたのは『突入せよ!「あさま山荘」事件』などの社会派作品から『狗神 INUGAMI』などエンターテイメントまで幅広い作風で定評のある原田眞人。スタイリッシュな映像でテンポ良くスリルに満ちたシーンを見せていく。また、共同脚本には『パッチギ』『フラガール』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を獲得した羽原大介が名を連ねる。
キャストには、主演に若き個性派・松田龍平、さらに、伊勢谷友介をはじめ、阿部寛、木村佳乃ら演技力に定評のある
俳優陣が集結。また、秋元康プロデュースによるアイドルユニットAKB48の映画初出演も話題のひとつだ。
- 松田龍平
- 大島優子
- 秋元才加
- 小嶋陽菜
- 前田敦子
- 木村佳乃
- 阿部寛
- 伊勢谷友介
- 監督:原田眞人
- 企画・原作:秋元康
- 脚本:羽原大介/原田眞人
- 製作:「伝染歌」フィルムパートナーズ
- 配給:松竹