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作品スチール

スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ

監督:三池崇史
出演:伊藤英明 佐藤浩市 伊勢谷友介 ほか

2007年9月15日(土)より 渋谷東急ほか全国ロードショー

イントロダクション

作品スチール

 ハリウッド映画のルーツであるウェスタン(西部劇)。そして日本映画の源流・時代劇。かつて黒澤明監督の時代劇はアメリカの西部劇、そしてイタリアのマカロニ・ウェスタンとしてリメイクされ、世界を魅了した。アメリカ、イタリアを経由して世界に受け継がれたアキラ・クロサワの魂は、2007年、生誕の地ニッポンへと帰ってきた! この魂に新たな血を注入するのは日本が世界に誇る異才監督・三池崇史。マカロニ・ウエスタンへ最大のオマージュを捧げつつ、いまだかつて誰も見たこともない“スキヤキ”な世界を作り上げたのだ。
 壇ノ浦の戦いから数百年後、とある山あいの寒村で、義経率いる源氏ギャング(白軍)と、清盛が指揮する平家ギャング(赤軍)が、村人をも巻き込んだ抗争の日々が続けていた。そこへ名も無きスゴ腕のガンマンが流れ着く――。
 孤高の流れ者ガンマンに伊藤英明。荒れ狂う平家ギャングの首領・平清盛には佐藤浩市。源氏ギャングの総帥・源義経に伊勢谷友介。さらに安藤政信、とんねるずの石橋貴明、香川照之、木村佳乃、堺雅人、小栗旬、そして桃井かおりと、日本映画界きっての豪華俳優陣が集結。全編英語の台詞という難関と超絶アクションにのたうち回りながらも、強烈な役者魂を見せつける。
 三池作品の世界観を知り尽している脚本のNAKA雅MURAや、『インプリント−ぼっけえ、きょうてえ』に続く三池作品の参加となる撮影の栗田豊通はじめ、スタッフには日本映画界の才能たちが結集。さらに、マカロニ・ウエスタンの代表作のひとつ『続・荒野の用心棒』の主題歌「さすらいのジャンゴ」をアレンジし日本語の詞をつけた主題歌「さすらい」を、演歌の大御所・北島三郎が切々と歌い上げる。なんとも話題に事欠かない、これがスキヤキ・ウエスタン!!
 西部劇と平家物語の融合した、空前絶後のスーパー・スタイリッシュ・アクション大作『スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ』。世界がのけぞり、クロサワ魂を受け継ぐ映画の醍醐味を、今、我々は目撃する。

ストーリー

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 壇ノ浦の戦いより数百年後。砂塵舞い、回転草が風に転がる荒涼の大地“根畑(ネバダ)”を、黒馬に乗ったガンマン(伊藤英明)がゆく。その先には、寂れた寒村“湯田(ユタ)”があった。そこは合戦に敗れたどりついた、平家の落人が拓いた村だった。
 半年前、村は平家再興の黄金が埋蔵されたる地との噂が立ち、よそ者たちが村を荒し放題に掘り返した。そこへ馬に乗った赤い集団、平家ギャングがやって来る。同じ血筋の末裔、天の助けかと村人たちは期待したが、事態は更に悪化した。平清盛(佐藤浩市)率いる赤い集団は、保安官(香川照之)を抱き込み、村人から家、家財を強奪、十字架の並ぶ先祖の墓まで暴くのだった。
 だが、平家ギャングの天下も長くは続かなかった。今度は白い一団、源氏ギャングが幌牛車を仕立ててやって来た。弁慶(石橋貴明)のライフルが平宗盛(田中要次)の腹に風穴を開け、与一(安藤政信)のボウガンがその穴を抜けて、またひとり平家の部下を射る。御者台にはクールな源義経(伊勢谷友介)がいた。
 赤いギャングと白いギャングの仁義なき抗争が激化するにつれ、夜逃げする村人が続出する。ガンマンが流れついたのは、血で血を洗う、そんな争いの真っ只中であった。ガンマンに向ってボウガンを放つ与一。一瞬早く、その矢を打ち落とすガンマン。勝敗は、この男を用心棒に付けた側にありそうだ。
 源氏と平家それぞれの思惑が激突、駆け引き、裏切り、欲望、そして衝撃の愛が入り乱れ、大地が血に染められてゆく――。生き残るのは一体どいつだ!!

キャスト

  • ガンマン:伊藤英明
  • 平清盛:佐藤浩市
  • 源義経:伊勢谷友介
  • 与一:安藤政信
  • 弁慶:石橋貴明
  • 静:木村佳乃
  • 保安官:香川照之
  • 平重盛:堺雅人
  • アキラ:小栗旬
  • ピリンゴ:クエンティン・タランティーノ
  • ルリ子:桃井かおり

スタッフ

  • 監督:三池崇史

  • 脚本:NAKA雅MURA/三池崇史

  • 撮影:栗田豊通
  • 衣装:北村道子
  • 美術:佐々木尚
  • CGIプロデューサー:坂美佐子
  • 特殊メイク・造形:松井祐一
  • 編集:島村泰司
  • 音楽:遠藤浩二

  • 主題歌:「さすらい」北島三郎

  • 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

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