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作品スチール

Life

監督:佐々木紳
出演:綾野剛 岡本奈月 今宿麻美 忍成修吾 ほか

2007年1月27日(土)より、ユーロスペースにてレイトショー公開

2006年/日本/カラー/ビスタサイズ/93分

イントロダクション

作品スチール

その火を灯すと、世界は少し優しくみえる。
ぼくらはもっと優しくなれる。
青春という美しくも残酷な季節が終わるころ。
繰り返される日々の中で、いつか得た愛情も、友情も、少しずつカタチをかえてゆく。
かつて「恋愛」と呼びえたものが、今は少しちがって見える――。
『Life』は、私たち誰もが感じる、そんな思いのすべてを優しく包み込んでくれる、不思議な映画です。

 地方でキャンドルアーティストの道を歩む主人公の青年・勇が直面するのは、これまでの人生の集積が波のように押し寄せてくる、数々のできごと。高校の同窓会、重い病を患う親友や、かつての恋人との再会。恋人を亡くした少女との出会い…。時の流れがはらむ厳しさを痛感することで、勇は“Life”のひとつの真実を知る。
 主演は、テレビシリーズ「仮面ライダー555」で俳優としてデビュー、テレビドラマ版「イヌゴエ」で主演をつとめ、本作が待望の映画初主演となる綾野剛。端正な顔立ちと繊細な個性で、勇というナイーブな美青年像を完璧に体現。さらに、自らフロントマンをつとめるバンドmr.aとして音楽も兼任している。勇を不思議なデートに連れ出す女子高生・茜には、映画『青いうた』や『笑う大天使(ミカエル)』、数多くのCMに出演し話題の美少女女優・岡本奈月。若くして大きな喪失感を抱える難しい役を見事にこなした。勇の元恋人である操にはファッションモデルとして活躍する一方、『blue』や『空中庭園』などで女優としても着実にキャリアを築く今宿麻美。勇の親友・武には『リリイ・シュシュのすべて』『ラブ★コン』などさまざまな映画で活躍する忍成修吾。そして「仮面ライダー555」でブレイクした泉政行や村上幸平、「特捜戦隊デカレンジャー」などテレビを中心に活躍する吉田友一、瀬々敬久監督の『肌の隙間』で鮮烈なデビューを飾った小谷建仁、当代きっての人気バイプレイヤー・山本浩司と、いま最も旬のキャストが瑞々しい感性で物語を彩る。
 監督はPFF'02 で若い女性の日常的冒険を描いた『みち』が技術賞を受賞した新鋭・佐々木紳。映像と音響への細やかなこだわりは候孝賢や是枝裕和など、良質のアジア映画の系譜に連なるもの。「現実」を受け止め、「次」へ進むことの痛みと希望を、鮮やかに描いてみせた。

ストーリー

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 東京から電車で2時間の地方都市。勇(綾野剛)は、若い芸術家や工芸家の活動をサポートする「工場」と呼ばれる施設で、キャンドルアーティストとしての道を歩んでいた。
 ある日、勇の家の留守番電話に聞き覚えのない若い女の声でメッセージが入っていた。「いつものトンネルの入口で、15時に」。一方的に指定されたその日は、勇の高校の同窓会の日だった。幹事は勇の親友の武(忍成修吾)。そして、勇のかつての恋人・操(今宿麻美)も来るはずだ。
 同窓会当日、「工場」を早退し待ち合わせのトンネルへと向かった勇は、留守番電話にメッセージを残した少女・茜(岡本奈月)と出会う。「適当にかけたんだ、番号。ねえ、これから遊びに行こ」。戸惑いながらも誘われるまま茜と一緒に歩く勇。どうやら勇は、茜の恋人だったタマキという男の代わりをさせられているらしい。茜の喪失感がなんとなく理解できた勇は、茜に合わせてタマキの役を演じる。一方、同窓会の会場では武と操が勇を待っていた…。

キャスト

  • 綾野剛
  • 岡本奈月
  • 今宿麻美
  • 泉政行
  • 翁安h
  • 吉田友一
  • 村上幸平
  • 小谷建仁
  • 山本浩司
  • 忍成修吾

スタッフ

  • 監督・脚本:佐々木紳
  • プロデューサー:オガワシンジ
  • 撮影:戸田義久
  • 照明:木津俊彦
  • 音楽:mr.a

  • 製作:株式会社バイオタイド/本庄情報通信研究開発支援センター利用促進協議会
  • 配給:バイオタイド

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