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作品スチール

ワルボロ

監督:隅田靖
出演:松田翔太 新垣結衣 ほか

2007年9月8日(土)全国ロードショー

イントロダクション

作品スチール

 上原さくら、小泉今日子、重松清、よしもとばなならが愛してやまない作家・ゲッツ板谷の初小説「ワルボロ」。著者の実体験をもとに、無骨でストレートな文章が胸を打つ、半実録不良青春小説の快作が、ついに映像化! 「喧嘩暴走、ときどき恋」の「ワルくてボロい」青春グラフティーが誕生した。
 出演は、主人公・コーちゃんに映画出演が相次ぎ、テレビドラマ「花より男子」シリーズ、「ライアーゲーム」で人気爆発中の松田翔太。“セクシーでクールでカッコイイ”女子中高生憧れの的が、ボロボロになりながらも成長する主人公を熱演する。ヒロインには、ポッキーのCMで日本全国を虜にした新垣結衣がクールな優等生に扮し、ドラマやCMとは違った表情を見せる。
 そして、コーちゃんの仲間にはNHKドラマ「純情きらり」の福士誠治がパンチパーマでガラリと変身。『ヒートアイランド』で凄まじい迫力を見せる木村了&城田優らとともに、80年代の不良になりきって新たな魅力を発散させている。
 そんなイキのいい若手俳優陣をガッチリ支えるのが、コーちゃんの母親役・戸田恵子と、ヤクザの叔父さん役・仲村トオル。さらに、個性派の温水洋一、原作者・ゲッツ板谷の友人である西原理恵子やピエール瀧も顔を揃える。
 音楽はシーナ&ロケッツの鮎川誠が担当。主題歌はメンバーの真島昌利が原作のファンだというザ・クロマニヨンズが手掛け、「ワルくてボロい」青春をサウンドでも盛り上げる。
 監督は、数々の作品で助監督をつとめ、本作が初監督作となる隅田靖。誰にでもある、思春期を夢中でかけ向ける感覚をスクリーンに焼き付け、ちょっと懐かしく純粋な、かけがえのない感情を映像化してみせた。

ストーリー

作品スチール

 1980年代、東京のほぼ真ん中。ピストルの形をしたこの街は、中学生のヤンキーたちがバカな喧嘩を繰り返す一方で、真面目な生徒は街を出ることを目指して勉強一筋の生活を送る、両極端な街。
 中学3年生のコーちゃん(松田翔太)は、小学生から6年間、ひたすら勉強に打ち込んできた。幼馴染みのヤッコ(福士誠治)は、今ではすっかり不良。ある日、コーちゃんは授業中にちょっかいを出してくるヤッコを注意。当然のようにヤッコの頭突きを食らい鼻血を出すが、逆襲の頭突きがヤッコにヒット! その瞬間、コーちゃんはなにかから解き放たれた気がした。
 早速、その日からコーちゃんは不良に転身。髪はオールバック、短ラン、ボンタン、カバンには教科書のかわりに鉄板。ガラリと変わったコーちゃんに、隣の席の憧れの女子・山田(新垣結衣)は冷たい態度、母親(戸田恵子)は怒り心頭。でもヤッコとキャーム(木村了)、小佐野(城田優)、ビデちゃん(古畑勝隆)、カッチン(途中慎吾)たち5人の楽しい仲間がいる。我ら、立川南三中・錦組!
 新しい生活へと飛び込んだコーちゃんだが、派手な行動をほかの中学の不良たちが見逃すはずもない。喧嘩喧嘩の毎日が始まった。そして不良同士の争いに錦組も巻き込まれていく……。

キャスト

  • コーちゃん:松田翔太
  • 山田:新垣結衣

  • ヤッコ:福士誠治
  • キャーム:木村了
  • 小佐野:城田優
  • ビデちゃん:古畑勝隆
  • カッチン:途中慎吾

  • ビデちゃんの父親:温水洋一
  • 保育園の保母さん:西原理恵子
  • 聖子ちゃんカットの中学生:高部あい
  • 学ラン屋の店主:ピエール瀧

  • コーちゃんの母親:戸田恵子
  • コーちゃんの父親:塩田三省

スタッフ

  • 原作:ゲッツ板谷「ワルボロ」(幻冬社刊)

  • 監督:隅田靖

  • 製作:黒澤満
  • 企画:遠藤茂行
  • プロデューサー:國松達也/菅谷英智
  • 脚本:木田紀生
  • 撮影:佐光朗
  • 音楽:鮎川誠/遠藤幹雄
  • 美術:山崎秀満
  • 照明:加瀬弘行
  • 録音:林大輔
  • 編集:只野信也

  • 主題歌:ザ・クロマニヨンズ「ギリギリガンガン」

  • 製作プロダクション:セントラル・アーツ
  • 配給:東映

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