Girl's BOX ラバーズ☆ハイ
監督:佐藤太
出演:長谷部優 長澤奈央 嘉陽愛子 斉藤未知 星井七瀬 ほか
2008年3月29日(土)より渋谷Q-AXシネマにてレイトショー ほか全国順次公開
2007年/カラー/16:9/HD/ステレオ/100分

2005年にリリースされたコンピレーションアルバムからスタートしたプロジェクト「Girl's BOX」。ライブ、テレビ番組など多メディアを連動させ、常に若き女性アーティストたちの音楽パフォーマンスの魅力を発信し続ける、総合エンターテイメントである。その「Girl's BOX」がついに映画『Girl's BOX ラバーズ☆ハイ』としてスクリーンに登場する!
埠頭の古い倉庫を改造した店“Girl's BOX”。そこには、いつの日か誰よりも輝くことを目指す少女たちが集まっていた――。
“Girl's BOX”で過ごす中で“歌うこと”に目覚めていく主人公・優亜を演じるのは、dream(現・DRM)としてデビュー、現在はソロとしてもあらゆるジャンルで活躍する長谷部優。優亜とともに“Girl's BOX”で暮らす少女たちには、テレビ「忍風戦隊ハリケンジャー」のハリケンブルー・野乃七海役で人気となり女優・歌手として活躍の場を広げる長澤奈央、歌手活動のほかドラマ「激闘!アイドル予備校」にも出演した嘉陽愛子、オーディション番組「OUT★PUT」初代グランドチャンピオンの斉藤未知、3代目なっちゃんとしてCMでデビューし数々のドラマや映画で活躍中の星井七瀬。現役アイドルたちがスクリーンでその輝きを存分に魅せる。さらに、紗綾、青山草太ら若手キャストが瑞々しく確かな演技で脇を固め、秋本奈緒美と小木茂光が深みのある演技で物語に奥行きを与える。
脚本は金子修介監督の実弟である金子二郎。監督は、金子修介、和田誠、椎名誠らの作品で助監督をつとめ、2005年公開の『インディアンサマー』で長編デビューした佐藤太。イラストレイターとしても活躍する金子、“INDIAN LAND/S CLUB BAND”を率いての音楽活動もおこなっている佐藤と、マルチな才能を持つクリエイターが、少女たちの輝きを焼き付けた青春映画として「Girl's BOX」を完成させた。
音楽の持つ興奮、アイドルが魅せる華やかさ、青春を感じる尊さ。それらを詰め込んだ最強のガールズムービーが『Girl's BOX ラバーズ☆ハイ』だ。その箱には、きらめきと青春が詰まっている。

歌手に憧れる優亜(長谷部優)は、母親の反対を押しきって上京し受けたオーディションに合格。デビューを目指してレッスンの日々が始まる……はずだったが、訪れた事務所はもぬけのカラ。レッスン料を騙し取るためのインチキオーディションに引っかかってしまったのだ。
見知らぬ都会で行くところもない優亜は、オーディションの会場で出会ったナオミ(長澤奈央)と偶然再会する。「あたしたちの場所に来るか?」とナオミに連れて行かれたのは、埠頭の古い倉庫を改造した“Girl's BOX”だった。
小さなステージにショーフロア。セクシーなパフォーマンスで客の男たちを魅了する未来(斉藤未知)、ロリータファッションでホールを回る愛(嘉陽愛子)。ナオミたちはこの“Girl's BOX”でともに暮らし、働いていた。優亜もそんな彼女たちの仲間に加わる。
さまざまな過去を持った少女たちは、“ガベージボックス(ゴミ箱)”と陰で噂されても、明るく店を演出していた。しかし、奈々(星井七瀬)だけはみんなと距離を置き、自分の歌を作り続けていた。
そんなある日、店のママである恵(秋本奈緒美)が倒れてしまう。支えを失い戸惑う少女たち。以前からナオミたちと衝突の絶えなかった奈々は、口論の末“Girl's BOX”を出て行ってしまう。
そして、店の共同オーナーで恵の元・夫の相馬(小木茂光)は、不採算を理由に“Girl's BOX”の閉鎖を提案する。“Girl's BOX”を失いたくないナオミは、売り上げを200%に伸ばすことを約束する。
自分たちの居場所を守るため、“Girl's BOX”は少女たちの手で動き出した――。