監督：三池崇史
出演：市原隼人 谷村美月 松本莉緖 田中幸太朗 ほか
２００７年６月７日(土)より全国ロードショー
“宇宙創生”という壮大なテーマを、青春と恋愛を絡めて描き、第３回小松左京賞を受賞した機本伸司のＳＦ小説が、待望の映画化を果たす！
この意欲作に挑むのは、日本映画界に燦然と輝くふたりの鬼才だ。エグゼクティブプロデューサーをつとめるのは、『男たちの大和／YAMATO』など、大作、話題作を次々と送り出す風雲児・角川春樹。メガホンをとるのは、ジャンルを問わず精力的に作品を送り出し、海外での評価も高い三池崇史。このふたりが強力なタッグを組んだ！
そして、日本映画界注目のフレッシュなキャストが揃った。主人公の綿貫基一と双子の兄弟・喜一を一人二役で演じるのは市原隼人。『リリイ・シュシュのすべて』でデビュー以降『天使の卵』『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』などに次々と主演、ナイーブさとパワフルをあわせ持つ若手男優のトップランナーが、本作ではロックな落ちこぼれ学生役を演じる。天才少女・穂瑞沙羅華（ほみず・さらか）には、『カナリア』『リアル鬼ごっこ』の谷村美月。飛び級で大学に入学した孤独な天才という一風変わった役で、新たな魅力を見せる。
そのほか『東京フレンズ』の松本莉緒、「爆竜戦隊アバレンジャー」の田中幸太朗、お笑いコンビ・フットボールアワーの岩尾望、『仮面ライダー THE FIRST』の黄川田将也、『ギミー・ヘブン』の石田ゆり子ら、多彩なメンバーが脇を固める。
三池監督曰く、この作品は「前半は学園ラブ･コメディ、後半はパニック･ムービー(笑)」。果たして、その先にあるのは、宇宙創生か？ それとも人類滅亡か!?
双子の弟・喜一（市川隼人）が突然海外旅行へ行ってしまい、代わりに大学のゼミに出席することになった基一（市川隼人＝二役）。優秀な喜一とは学力も性格も正反対の基一は、代返だけすればいいという気軽な気持ちで引き受けた。
ところがある日、担当教授の鳩村（石田ゆり子）から、不登校の女子学生・穂瑞沙羅華（ほみず・さらか：谷村美月）をゼミに参加させるようにと頼まれる。穂瑞は飛び級で大学に入学し、あまりの天才ゆえに大学側も持て余し気味の存在だった。
なんでそんな役を……とぼやきつつも、弟のためと割り切り、そして穂瑞へのちょっとした興味も手伝って穂瑞の自宅を訪れる基一。会って話しているうちに、穂瑞の不思議なパワーに引き込まれていった基一は、思わず「宇宙をつくることはできるのか？」という疑問を穂瑞に投げかける。
その翌日、なんと穂瑞がゼミにやって来る。基一が投げかけた究極の疑問は大成功だったのだ。しかし、そのため基一は穂瑞とともに、宇宙がつくれることをゼミで立証しなければならなくなってしまう……。
