
リトルリーグチーム“三船ドルフィンズ”は、大会で強豪の“横浜リトル”と激闘の末、見事に勝利をおさめた。しかし、エースで4番の吾郎(声:くまいもとこ)は、プロ野球選手である父・茂野(声:咲野俊介)の移籍に伴い、チームメイトたちに別れも告げぬまま、九州の福岡へと引っ越していく。
横浜リトルとの試合で右肩を痛めてしまった吾郎を母親の桃子(声:野田順子)は心配するが、吾郎は福岡でも野球を続けようとする。茂野は、そんな吾郎に「肩が完治するまで絶対にボールを投げない」ことを条件に、県大会優勝を目指すリトルリーグチーム“博多南リトル”への入団を許した。エース・古賀は、入団してきた吾郎を歓迎しなかったが、吾郎の打力とアドバイスはチームの力となり、博多南リトルは九州大会の決勝にまで勝ち進むことができた。
一方、横浜では、吾郎の去った三船ドルフィンズが「野球を続けていれば、また吾郎くんに会える」という想いでチーム一丸となり、神奈川県大会を勝ち進んでいた。そして、吾郎に負け雪辱に燃える横浜リトルと対戦することになっていた。
果たして、三船ドルフィンズと横浜リトルの試合のゆくえは? 三船ドルフィンズの仲間たちは、もう1度吾郎に会うことができるのか?
「オレ、ここで投げなかったらきっと後悔する!」
そして、吾郎がサウスポーになった理由が、ついに明らかになる!