ある日、銀行で働いている茉莉亜(柳沢なな)は、仕事帰りにアパートのゴミ置き場にピアノかエレクトーンのような楽器が捨ててあるのを見つける。その不思議な楽器に惹きつけられた茉莉亜は、その楽器を自分の部屋へと持ち帰る。鍵を見つけてその楽器の蓋を開くと、そこには“ダルシトーン”という楽器の名前が記されていた。
そして、ダルシトーンとの出会いから、弟・七海(佐藤考哲)と同じ不思議な夢を見たり、同じ会社に勤務する先輩の榊(松田悟志)に告白されたり、“運命の人”と信じていた元カレの冬馬(篠田光亮)と再会したりと、茉莉亜の運命はまるでなにかに導かれるように動き出していく。
亡くなった母の最期に遺した言葉「茉莉亜も必ず運命の人と出逢うことができる」。大切な人を失い、心に深い傷を負っている茉莉亜にとって、“運命の人”とは……。
やさしい旋律
監督:KAZUTAKA
出演:柳沢なな 松田悟志 大門正明 塚本高史 ほか
2008年12月20日(土)より渋谷シアターTSUTAYAにて公開
2008年/カラー/ビスタ/118分
女性なら誰しも抱く“運命の人”との出逢い。自分にとって“運命の人”はどこにいるのか? 今まで出逢った人なのか、それとも……。女性層を中心に人気の作家・井上香織が2007年に携帯電子出版サイトで発表し、50万人の支持を集めた純愛バイブル『やさしい旋律』が映画化を果たした。
主人公の茉莉亜を演じるのは柳沢なな。人気テレビシリーズ「仮面ライダーキバ」のヒロイン・麻生恵役で注目を集め、『むずかしい恋』『イエスタデイズ』、ヒロインを演じた『うん、何?』など、出演作が続々と劇場公開され、現在人気急上昇中の新進女優が映画初主演を飾る。本作では、過去の傷を抱え“運命の人”に揺れ動くひとりの女性を繊細に演じてみせた。
茉莉亜を支える榊賢斗を演じるのはテレビドラマ「ケータイ捜査官7」や『252-生存者あり-』など話題作への出演が続く松田悟志。また、篠田光亮、立花彩野、石原あつ美ら、いま注目の若手俳優陣が共演するのに加え、強烈なキャラクターで人気のタレント・鳥居みゆき、『陰日向に咲く』、主演作『イエスタデイズ』ほか多くの映画やドラマで活躍する実力派若手俳優の塚本高史も出演し、作品に彩りを添えている。
監督はベストセラー小説を映画化した『セックスエリート』や『REAL TOKYO』などの新鋭映画監督・KAZUTAKA。
さらに、第49回日本レコード大賞で新人賞を受賞し、CMソングでも話題のシンガーソングライターJYONGARIが、主題歌「Blue Destiny」を初の映画用書下ろし楽曲として提供しているのも注目だ。
- 美月茉莉亜:柳沢なな
- 榊賢斗:松田悟志
- 蒼井冬馬:篠田光亮
- 和泉暁子:立花彩野
- 桂沙織:石原あつ美
- 早坂七海:佐藤考哲
- 早坂理沙:若林志穂(友情出演)
- 若女将:鳥居みゆき(友情出演)
- 蒼井数馬:大門正明
- 桑原一隆:塚本高史
- 監督・脚本:KAZUTAKA
- 原作:井上香織「やさしい旋律」(スターズ出版/幻冬舎文庫刊)
- 製作:山田浩貴/相澤正久
- プロデューサー:太代眞裕/森俊雄
- アソシエイトプロデューサー:辻本好二
- ラインプロデューサー:望月正仁
- アシスタントプロデューサー:呉尚美
- 撮影:KAZUTAKA
- 照明:TAKATOSHI
- 録音:KHO
- 美術・装飾:SHIN
- 音楽:櫻間絹子
- 主題歌:JYONGARI「Blue Destiny」(EMI Music Japan)
- 協力:南麻布レストランロビン
- 衣装協力:FLASH REPORT
- 宣伝:山本ありさ/木南弘海
- 企画協力:フォートインターナショナル
- 宣伝協力:スターツ出版
- 企画:リンクライツ
- 制作:リンクライツ/神宮前プロデュース
- 製作:「やさしい旋律」フィルムパートナーズ(GPミュージアムソフト/リンクライツ/サンミュージックプロダクション)
- 配給:GPミュージアムソフト