あがた森魚ややデラックス
監督:竹籐佳世
出演:あがた森魚 鈴木慶一 矢野顕子 久保田麻琴 緑魔子 ほか
2009年10月10日(土)より、シアターN渋谷にてモーニング&レイトショー
2009年/カラー/デジタル上映/アメリカンビスタ/ステレオ/90分
1972年に大ヒットとなった「赤色エレジー」でデビューしたミュージシャン・あがた森魚(もりお)。その後も旺盛な音楽活動を続け、多くのミュージシャンからリスペクトされる存在である。また、映画監督として『ぼくは天使ぢゃないよ』『オートバイ少女』などの作品を発表するほか俳優としての出演作も多く、さらに函館港イルミナシオン映画祭のスタート当初から運営に携わるなど、映画との関わりも深い。『あがた森魚ややデラックス』は、そんなミュージシャン・あがた森魚の全国縦断ツアーを追ったドキュメント映画である。
2008年8月、60歳を間近に控えたあがた森魚は、還暦を記念したツアー「惑星漂流60周年!」をスタートさせた。北海道・釧路を皮切りに、たった1台のキャンピングカーで北海道から沖縄・石垣島まで全国67箇所を回るという、無謀ともいえる試みだった。そしてツアーは、鈴木慶一をはじめデビュー時にあがた森魚のバックバンドだった“はちみつぱい”のメンバーや、矢野顕子、緑魔子をゲストに迎えた東京・九段会館でのコンサートで締めくくられる――。
監督は竹藤佳世。若松孝二監督や河瀬直美監督の作品に参加し、初長編作『半身反義』で国際的な評価を得た新鋭女性監督だ。本作では自らカメラを回し、半年にわたるあがた森魚の旅に密着した。さらに日本を代表するドキュメンタリー作家・森達也が監修をつとめている。
竹藤と森が描き出すのは、還暦を迎えていまだ“少年”でありつづけるあがた森魚のむき出しの姿。それはまさに竹藤が名付けたタイトルどおり「ややデラックス」な生き様なのだ。
- あがた森魚
- 鈴木慶一
- 矢野顕子
- 久保田麻琴
- 緑魔子
- 撮影・編集・監督:竹籐佳世
- 監修:森達也
- プロデューサー:石毛栄典
- 企画:成浩一/倉科杏(Dargelos Pop La)
- 撮影:佐伯慎亮/石垣直哉 ほか
- 整音:有元賢二
- イラスト:奈良美智
- アートワーク:永野武宏
- 製作・配給・宣伝:トランスフォーマー
- 宣伝協力:太秦