時代を越えて生まれ変わり、常に同じ場所で出会い続けてきた男女。この現代でも、ひと組の男女がここで出会った。
赤木雅也(大河元気)と羽月愛子(純名りさ)は、湖のほとりをジョギング中にぶつかってしまう。そこにいあわせた奇妙な釣り人(麿赤児)から「ふたりは結ばれる運命」と言われ、お互いに「なんでこんなオバサンと」「なんでこんな子供と」と戸惑うばかりのふたりだったが、あれよあれよという間に惹かれあい、愛子38歳、雅也18歳の年齢差を乗り越えて結婚を果たした。
こうしてふたりの新婚生活が始まったが、愛子の仕事の関係で結婚していることを隠すことに。そして愛子は新しい職場である大森学園に校長として赴任するが、思いもよらぬ事実が発覚する。なんと、校長室にやってきた生徒会長が雅也だったのだ! 前任の校長が生徒にラブレターを送るという不祥事で退任になっているだけに、愛子と雅也が夫婦であることが知られたら大問題となること間違いなしだ。ふたりはなんとしても夫婦であることを隠しとおそうとするが、新聞部の長峰(加地千尋)と登戸(小野健斗)がふたりの関係を怪しみだし、嘘をつけない特異体質の雅也は学校でもあたふたしまくり。
おまけに、愛子のおじである理事長(白木みのる)が愛子に見合いを勧め、女性教師の飯田橋先生(長澤奈央)は雅也にストーカーのように付きまとい、毅然とした新校長の愛子に寺田先生(日向丈)は好意を抱く。
ふたりのプライベートを暴こうとする新聞部や、飯田橋先生、寺田先生から逃げ回る毎日に、次第に雅也は息苦しさを感じていく。果たして、雅也と愛子は秘密を守れるのだろうか?
花婿は18歳
監督:武正晴
出演:大河元気 純名りさ 加地千尋 小野健斗 ほか
2009年1月31日(土)シネマート新宿にて公開
2009年/カラー/ヴィスタサイズ/ステレオ/71分
運命に導かれて結ばれた男女。20歳の年齢差はあるものの、仲むつまじいごく普通のカップルだった。夫が高校生、妻が校長先生であることを除いては……。
ミュージカル「テニスの王子様」で注目を集め、舞台や映画『カフェ代官山』シリーズなどで活躍するいま注目の若手男優・大河元気。彼の初主演映画となる『花婿は18歳』は、夫18歳、妻38歳で、周囲に結婚していることを隠さなくてはならない禁断の“夫婦”が主人公の、明るく楽しいラブコメディだ。
大河演じる雅也の妻・愛子を演じるのは「ぴあの」で現役タカラジェンヌとして初のNHK朝のテレビ小説主演をつとめ、宝塚退団後も舞台やドラマ、映画と幅広く活躍し大人の女性としての魅力を重ねる純名りさ。
そしてふたりの関係を怪しむ新聞部員にドラマ「新キッズウォー」や雑誌「ピチレモン」モデルで人気の加地千尋と、ミュージカル「テニスの王子様」の小野健斗。そして教師役に『春琴抄』など女優としての活躍が目覚ましい長澤奈央。さらに、名脇役の上田耕一、往年の大人気番組「てなもんや三度笠」で知られる白木みのるという豪華な個性派キャストの出演も見逃せない。
監督は『ボーイ・ミーツ・プサン』『カフェ代官山』シリーズの武正晴。『カフェ代官山』シリーズでも大河元気と組んでいるだけに、その魅力を存分に引き出し、『L changing the World』などを手がけた小林弘利の脚本をテンポよく映像化している。
まっすぐな気持ちで困難に立ち向かう雅也と愛子。その姿は、ホッとするような爽やかな感動を与えてくれるに違いない。
- 赤木雅也:大河元気
- 羽月愛子:純名りさ
- 新聞部・長峰:加地千尋
- 新聞部・登戸:小野健斗
- 飯田橋先生:長澤奈央
- 寺田先生:日向丈
- 理事長:白木みのる
- 釣り人:麿赤児
- 四谷教頭:田中要次
- 前校長・神田:上田耕一
- 前橋:浜田学
- 長峰の兄:福田久
- 監督:武正晴
- 製作:小林洋一/三木和史/佐伯寛之
- プロデューサー:村田亮/谷口広樹
- アシスタントプロデューサー:高山芽衣
- 脚本:小林弘利
- 撮影:安田圭
- 照明:小野英仁
- 美術:遠藤善人
- 録音:石貝洋
- 衣裳:若井律子/天野多恵
- ヘアメイク:間宮直子
- 編集:佐藤崇
- 助監督:井手上拓哉
- 制作担当:篠原大成
- 音楽:藤野智香
- 主題歌:ひまり「Wonderful life」作詞・作曲:松瀬一昭
- 製作:エースデュース/ビデオプランニング/アールグレイフィルム
- 制作・配給:アールグレイフィルム
- 宣伝:アルゴピクチャーズ