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作品スチール

14才のハラワタ

監督:佐山もえみ
出演:長野レイナ 水嶋瑞希 五十嵐令子 ほか

2009年10月17日(土)より下北沢トリウッドにてロードショー

2009年/カラー/ビデオ/60分

イントロダクション

作品スチール

 自分を「ハラワタ」と呼んでいる14歳の女の子、原田ワタル。勉強ができるわけでも、オシャレでかわいいわけでもなく、マイペースに毎日を過ごしていくハラワタ。『14才のハラワタ』は、そんなハラワタが見つめる日常を描いた作品だ。
 『14才のハラワタ』は、専門学校東京ビジュアルアーツと下北沢の映画館・トリウッドが「学生による商業映画製作」をコンセプトに連携して進めるプロジェクト「トリウッドスタジオプロジェクト」の第4弾作品である。監督・脚本は19歳の佐山もえみ。自らの中学時代の経験をヒントに脚本を執筆し、初の監督に挑んだ。
 主人公のハラワタをナチュラルに演じたのは、映画『うたかた』『小さな恋のものがたり』やCMなどで活躍する長野レイナ。ハラワタのクラスメイト・佐藤さんには映画『青い鳥』やドラマ「スクラップ・ティーチャー」などの水嶋瑞希。同じくクラスメイトの青木さんには映画『夕映え少女』やドラマ「ケータイ捜査官7」の五十嵐令子。期待の若手女優3人の演技に注目だ。
 そして、ハラワタの父親に長いキャリアを誇る松田洋治、母親役に北野武映画の常連として知られる大家由祐子、ハラワタが通う塾の塾長に浅野忠信に演技を学んだ新鋭・池上幸平と、実力派俳優陣が脇を固めている。
 音楽は“栗コーダーカルテット”などで活動する関島岳郎。生楽器を中心としたほのぼのとしたサウンドで作品を彩っていく。
 映画の中で大事件が起こるわけではない。極端に個性的な人物が出てくるわけでもない。『14才のハラワタ』で繰り広げられるのは、誰しもの記憶にあるような何気ない日々だ。『14才のハラワタ』は、その何気ない日々を、まっすぐに、正直に描いた、愛すべき作品だ。

ストーリー

作品スチール

 14歳の女子中学生・原田ワタル(長野レイナ)、略してハラワタ。誰もそんなあだ名を付けてくれないので、こっそり自分でそう呼んでいる。
 ハラワタは仕事で忙しそうなお母さん(大家由祐子)とふたりだけで食卓を囲むことが多い。あまり家に帰ってこないお父さん(松田洋治)は、家にいるときは丁寧に靴磨きをしてくれる。だからハラワタの靴はいつもピカピカ。ハラワタの制服はシワシワで、頭は寝癖でボサボサで、それなのに靴はいつもピカピカで、とてもアンバランスだ。
 ハラワタは学校の成績はあまりよくないけれど、それをあまり気にしていない。いつもクラスで成績トップの佐藤さん(水嶋瑞希)は、オシャレでかわいくて、いつも友達に囲まれて楽しそうだけど、ある日の体育の時間、さりげなく意外な本音をハラワタに聞かせたりする。いつもクラスで2番目の青木さん(五十嵐令子)はトップになれないのが悔しくて、でも佐藤さんには憧れているみたいだ。
 ハラワタが通う塾の塾長(池上幸平)は、まだ若くてちょっと不思議な感じの人。生徒にお菓子をくれたりとても優しい。ハラワタが勉強に身が入らないのは塾でもおんなじなのだけど、塾で過ごす時間は楽しい。同じ塾に通っている小学生の祐輔くん(武田勝斗)とも仲良くなった。
 家でも、学校でも、塾でも、肩肘張らないハラワタ。お母さんもお父さんも、学校の同級生も、塾の友達も、みんな好き。そしてハラワタは、今日もマイペースに1日を過ごしていく。

キャスト

  • 原田ワタル:長野レイナ

  • 佐藤ナツキ:水嶋瑞希
  • 青木麗華:五十嵐令子

  • 祐輔:武田勝斗
  • 塾長:池上幸平
  • 祐輔の母:橘ゆかり
  • 原田朋子:大家由祐子
  • 原田静夫:松田洋治

スタッフ

  • 監督・脚本:佐山もえみ

  • プロジェクトマネージャー:大槻貴宏
  • プロデューサー:山本達也
  • 技術プロデューサー:日根野晋一

  • 撮影:西岡ほさな
  • 照明:三多祐也
  • 録音:堀谷みなみ
  • 美術:大橋麻実
  • スチール:宮崎友里江

  • 音楽:関島岳郎
  • 演奏:関島岳郎/近藤研二

  • 製作:トリウッドスタジオプロジェクト(短編映画館トリウッド/専門学校東京ビジュアルアーツ)
  • 制作:専門学校東京ビジュアルアーツ映画学科
  • 宣伝:東京ビジュアルアーツマスコミ編集学科・トリウッド宣伝ゼミ

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