誰もが振り向く超美人の神無月カンナ(山田優)。しかし彼女はあまりにもブスな自分を捨てるため、貯金をはたいて整形手術を受けて生まれ変わった“全身整形美人”だった。彼女が整形美人となったのは、縫製工場に勤めていたとき、大失敗をした自分に優しく言葉をかけてくれた蓮台寺浩介(永田彬)に近づくため。
浩介が勤めるアパレル企業・亀戸商会への就職に成功したカンナだったが、ブス時代の癖を捨てられず悪戦苦闘。そんなカンナは、ただ見た目が美しいだけではダメ、美人にもランクがあることを知っていく。そして社内でもとりわけ美しく有能な“天然美女”隅田川菜々子(中別府葵)を手本にして、美人としての立ち居振る舞いを学んでいく。
そんなカンナは縫製工場時代の同僚でブス仲間だったカバコ(山崎静代)と偶然に再会し、菜々子も巻き込んでカバコ改造計画を開始するがあえなく失敗。しかし、浩介の「女優に似ている」の言葉にカバコは“勘違いブス”へと変身してしまう。そんなカバコに、浩介の先輩・綾小路篤(柏原崇)は恋に落ちる。
やがて、社内でのデザインコンテストに応募したカンナは、取締役の橘れい子(浅野ゆう子)から新ブランド立ち上げのプロデューサーに抜擢される。カバコや菜々子と力を合わせ、“Kanna”ブランド立ち上げのために奮闘しはじめる。念願叶って浩介との仲も深まり、順風満帆に見えたカンナだったが、彼女を妬み、秘密を暴こうとする人物が現われる……。
カンナさん大成功です!
監督:井上晃一
出演:山田優 山崎静代 中別府葵 永田彬 ほか
2009年1月17日(土)渋谷東急ほか全国ロードショー
2008年/カラー/ヴィスタサイズ/ドルビーSR/110分
容姿にコンプレックスを持っていたカンナ。優しい男性との出会いをきっかけに、全身整形でスーパー美人に変身! そんなカンナを待ち受けていたのは……。
「白鳥麗子でございます!」「おそるべしっっ!!!音無可憐さん」などで知られる人気マンガ家・鈴木由美子のヒット作で、韓国映画版もヒットした『カンナさん大成功です!』が、ついに日本で映画化されスクリーンに登場する。
日本版映画は、韓国版に比べより原作に忠実な設定ながら、舞台を大学からアパレル会社へと変更し、ファッションも見どころのオシャレなガールズ・ムービーとなっている。
主人公の神無月カンナを演じるのは、「CanCam」の専属モデルとして大人気で、本作が本格的な映画初主演となる山田優。元々原作のファンだったという彼女がその抜群のルックスでお茶目な“全身整形美人”をキュートに演じる。
そしてカンナの親友の“勘違いブス”カバコには、映画『フラガール』やドラマで演技の評価も高い人気お笑いコンビ・南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代。もうひとりの親友で“天然美人”の菜々子には、2008年度東レキャンペーンガールで『僕らの方程式』『イエスタデイズ』で女優としても活躍する期待の新星・中別府葵。さらにRUN&GUNの永田彬、若手実力派の柏原崇、女性のかっこよさを体現する浅野ゆう子らが脇を固める。
監督は「ザ・ベストハウス123」など、テレビ番組からCM、ミュージックビデオまで手がけるヒットメイカーの井上晃一。初監督作となる本作では、スタイリッシュな映像をまじえつつ、幅広い層が共感できるラブコメディを完成させた。
- 神無月カンナ:山田優
- カバコ:山崎静代(南海キャンディーズ)
- 隅田川菜々子:中別府葵
- 蓮台寺浩介:永田彬(RUN&GUN)
- 森泉彩花:佐藤仁美
- 綾小路篤:柏原崇
- 橘れい子:浅野ゆう子
- 監督・編集:井上晃一
- 原作:鈴木由美子「カンナさん大成功です!」(講談社KC Kiss)
- 脚本:松田裕子
- プロデューサー:木村元子
- 撮影:百束尚浩
- 美術:木村文洋
- 音楽監督:
- 主題歌:「君のフレーズ」 Honey L Days(avex trax)
- エンディングテーマ:「My All」 山田優(ポニーキャニオン)
- 制作プロダクション:デジタルハリウッド・エンタテインメント
- 製作:劇場版「カンナさん大成功です!」製作委員会
- 配給:ゴー・シネマ
- 宣伝:デジタルハリウッド・エンタテインメント