「あなたの街のランディ・バース」をキャッチフレーズに、池袋の街で困っている人のために働く助っ人稼業の二人組、彼らの名はランディーズ! ケンカでは負けない桜井蘭(川村陽介)と、蘭のよき相棒である須藤ケンジ(浅利陽介)は、ピンサロの店長・赤星丹次(聡太郎)や八百屋を営む春日正美(久保田悠来)、売れない芸人の岡崎二郎(増田修一朗)たちよき仲間に囲まれながら、街のトラブルを解決するため日夜奔走していた。
ある日、ランディーズに劇団員の星野美紅(木南晴夏)が仕事の依頼にやってきた。盗まれた母の形見の時計を取り戻してほしいというのだ。美人の美紅の依頼にいつにも増して張り切る蘭。ケンジは時計を奪ったのがブーちゃん(脇知弘)だと調べ上げ、蘭はブーちゃんに勝負を挑んで見事に時計を取り戻した! ……に思えたのだが実は時計はよく似た別のもの。ランディーズの人違いだったのだ。だが、その一件をきっかけに、ブーちゃんは蘭を“兄貴”と慕うようになった。
一方、池袋では不穏な動きが起こっていた。かつて池袋に君臨していた最凶チーム・ジャイアンズのリーダー・武史(伊崎央登)が戻ってきたのだ。かつてのジャイアンズのメンバーや街の不良たちが武史のもとに集いはじめた。4年前にジャイアンズを壊滅させた蘭に恨みを抱く武史は、復活の手始めにランディーズ潰しを画策する。
やがて蘭たちも武史の帰還とジャイアンズの復活を知ることになる。かつてのジャイアンズとの激しい抗争の背景には、蘭やケンジたちと深い友情で結ばれていた、ランディーズの生みの親・星信一(高橋努)の存在があった……。
蘭と武史、因縁の闘いがいま幕を開けようとしてた。
ランディーズ
監督:藤原健一
出演:川村陽介 浅利陽介 木南晴夏 ほか
2009年11月14日(土)よりユーロスペースにてレイトショー
2009年/カラー/ステレオ/101分
ドラマ・映画とも大ヒットとなった「ROOKIES」シリーズ、『風が強く吹いている』など話題作への出演が続く川村陽介が、永田晃一のコミックを映画化した『ランディーズ』で映画初主演を果たす。
川村が演じるのは、プロ野球最強の助っ人外国人選手の名前にあやかった便利屋助っ人稼業・ランディーズの社長にしてケンカ無敵の桜井蘭。池袋の街を守るため最凶チーム・ジャイアンズに立ち向かう蘭を、熱く、男っぽく演じている。
共演にも気鋭の若手俳優たちが揃った。蘭のよき相棒であるランディーズの専務・ケンジはドラマ「コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」などの浅利陽介が演じ、川村との“陽介コンビ”で息のあった演技を披露。ランディーズの仲間には「獣拳戦隊ゲキレンジャー」の聡太郎、ミュージカル「テニスの王子様」の久保田悠来、『ドロップ』の増田修一朗、「ごくせん」シリーズの脇知弘、『クローズZERO』シリーズの高橋努。そしてランディーズの宿敵・武史にはFLAMEのメンバーで幅広く活躍する伊崎央登。さらに『20世紀少年』での好演も記憶に新しい木南晴夏がヒロインの美紅役で男優陣の中に華やかさを加える。
監督は藤原健一。少年犯罪をテーマにして世間に衝撃を与えた監督デビュー作『イズ・エー[is A.]』から『ゼロウーマンR 欲望の代償』や『NIGHT☆KING ナイトキング』などエンターテイメント性の強い作品までこなす俊英が、個性豊かな若手俳優たちをまとめ上げ、男っぽさあふれる硬派な作品を完成させた。
乱闘シーンの迫力あふれるアクションも見所のひとつ。ブクロを守る“史上最強の助っ人屋”の活躍を見逃すな!
- 川村陽介
- 浅利陽介
- 木南晴夏
- 聡太郎
- 久保田悠来
- 増田修一朗
- 澤屋敷純一
- 高橋努
- 脇知弘
- 伊崎央登
- 田中要次
- 宇梶剛士
- 監督:藤原健一
- 原作:永田晃一「ランディーズ」(少年画報社)
- 脚本:ザハナヨシタカ/藤原健一
- 製作:山田浩貴/長田安正/多井久晃/関浩太郎/日下部圭子/戸田利吉郎
- プロデューサー:西健二郎/ザハナヨシタカ/中村和樹
- 撮影:中尾正人
- 照明:白石宏明
- 美術:羽賀香織
- 録音:高橋良太
- 編集:日見田健
- 音響効果:樋口謙
- キャスティング協力:久保田隆久
- スタントコーディネイター:高橋伸稔
- 助監督:桑原周平
- 制作担当:池田勝
- 音楽:碇英記/松本龍之介
- 主題歌:TRIBAL CHAIR「My world is not over」(One-Coin records)
- 企画協力:ヤングキング編集部
- 制作プロダクション:NEBULA
- 製作:「ランディーズ」製作委員会(GPミュージアムソフト/ネビュラ/ユナイテッドエンタテインメント/ヒューマックスコミュニケーションズ/ワコー/コミュニティアド/マコトヤ/少年画報社)
- 配給・宣伝:ユナイテッドエンタテインメント