
『ALLDAYS 二丁目の朝日』『少林老女』『ホームレスが中学生』に続き、大ヒットを記録した話題作に似たようなタイトルの作品が、またひとつ登場する。日本を襲う細菌の恐怖を描くパニック・コメディ『細菌列島』だ!
突如、日本を襲う謎の細菌。発症後の致死率100%で、想像を絶する姿で死んでいくというその細菌が「キタ国」からもたらされたものだとしたら?
この、かなり危ない設定で送るパニック・ムービーの主演をつとめるのは、お笑いコンビ・大好物のメンバーである須藤謙太朗。某国の“後継者”に見た目がそっくりという理由だけで、映画初出演にして主人公・月岡正一に抜擢された。
そして「キタ国」の将軍様役で、個性派俳優であり映画監督である竹中直人がまさかの出演。かつてコメディアンとしてシュールなコントを披露していたころを彷彿とさせる演技を見せている。
そのほか、正一の側近・鬼木に嶋大輔、オカマの刑事・室田に前田健、CIA諜報部員・ボンザノに映画初出演のパンツェッタ・ジローラモ、謎のヘルス嬢・イブにセクシーアイドルの原紗央莉、正一の隣人・吉田に石野真子、女医のいづみにカルト女優の三輪ひとみと、バラエティに富んだキャストが揃った。
監督は『ALLDAYS 二丁目の朝日』も手がけた村上賢司。「便乗映画だからこそできるネタがある」と、奇想天外なパニックムービーを生み出した。
いま『細菌列島』が、生ぬるい日常を過ごす日本人に警鐘を鳴らす!

それは日本・新潟で始まった……。
とある病院の診察室に患者の絶叫が響きわたった。響き渡る患者の絶叫。突然、「ふ、ふるしちょふ!」という言葉とともに顔が爆発! 体液が蒸気のように噴出し、死んでいった。死体の顔面は丸々と膨れあがり、髪の毛は逆立って、まるで天然パーマ。その姿はまるで、「キタ国」の将軍様のようであった……。
想像を絶する姿での死をもたらすその未知の細菌の潜伏期間は、数時間から1日。発病すると48時間以内にせん妄状態となり、ほぼ100%死に至るという。
月岡正一(須藤謙太朗)は、33歳のフリーター。だがその正体は「キタ国」の将軍様(竹中直人)の息子であった。彼は日本に潜入し、無名の市民としてひっそりと生きてきたのだ。正一は、かつての恋人・いづみ(三輪ひとみ)の息子・翔太(岡亮)が細菌に感染したことを知り、彼を救うために立ち上がる!!
正一の命を狙うCIAの諜報員(パンツェッタ・ジローラモ)、オカマ防衛大臣(大堀こういち)とオカマ刑事(前田健)、感染源を謎の惑星と断定する天文学者(伊藤幸純)、謎のヘルス嬢・イブ(原紗央莉)……。さまざまな人物たちが正一の行く手を阻もうとする。
“家族”“愛”“人類の存亡”……「キタ国」の後継者は、いま、すべてを懸けて細菌に立ち向かう!!