
不良が集まる川中工業高校のアタマとなった3年生のサブ(未来弥)は、次いで周辺の高校のアタマを倒し、伝統の4校制覇を果たすことを目指していた。
そんな矢先、川中工業に花道テツオ(河合龍之介)が転校してきた。転校早々、サブの手荒い歓迎を受けるテツオ。しかし、テツオはサブのパンチを受け止めつつも殴り返すことなく去っていった。
テツオが本気で闘っていなかったことに納得のいかないサブは、仲間の藤辰(淳平)とマンタ(粟島瑞丸)に隠れて、テツオに一対一のケンカ=タイマンを申し込んだ。面倒くさいと渋っていたテツオも引こうとしないサブの態度に折れ、ついにふたりは拳を交える。その結果はサブの敗北だった。
そのタイマンをきっかけに、サブとテツオの間には友情が芽生えていた。マンタや、サブが負けたことを知りショックを受けていた藤辰も次第に打ち解け、4人は“ダチ”になっていく。一緒になって学校で騒ぎ、サブが川中商の桜井に勝った喜びを分かちあい、テツオが世話になっている畑中老人の孫娘の誕生パーティーを開くことを約束する4人。そんな日々の中で、サブと藤辰、マンタは、テツオが背負った過去を知ることになる……。
一方、残る2校、川中北高校と川中西高校の争いは、川中北・影山の勝利という結末を見た。これで、サブと影山の勝者が4校制覇を果たすことになる。そして川中北がサブに勝負を申し込んできた。いよいよ4校のアタマを決める一騎打ちの幕が開く。だが……。