不良が集まる川中工業高校のアタマとなった3年生のサブ(未来弥)は、次いで周辺の高校のアタマを倒し、伝統の4校制覇を果たすことを目指していた。
そんな矢先、川中工業に花道テツオ(河合龍之介)が転校してきた。転校早々、サブの手荒い歓迎を受けるテツオ。しかし、テツオはサブのパンチを受け止めつつも殴り返すことなく去っていった。
テツオが本気で闘っていなかったことに納得のいかないサブは、仲間の藤辰(淳平)とマンタ(粟島瑞丸)に隠れて、テツオに一対一のケンカ=タイマンを申し込んだ。面倒くさいと渋っていたテツオも引こうとしないサブの態度に折れ、ついにふたりは拳を交える。その結果はサブの敗北だった。
そのタイマンをきっかけに、サブとテツオの間には友情が芽生えていた。マンタや、サブが負けたことを知りショックを受けていた藤辰も次第に打ち解け、4人は“ダチ”になっていく。一緒になって学校で騒ぎ、サブが川中商の桜井に勝った喜びを分かちあい、テツオが世話になっている畑中老人の孫娘の誕生パーティーを開くことを約束する4人。そんな日々の中で、サブと藤辰、マンタは、テツオが背負った過去を知ることになる……。
一方、残る2校、川中北高校と川中西高校の争いは、川中北・影山の勝利という結末を見た。これで、サブと影山の勝者が4校制覇を果たすことになる。そして川中北がサブに勝負を申し込んできた。いよいよ4校のアタマを決める一騎打ちの幕が開く。だが……。
タイマン
監督:宮坂武志
出演:河合龍之介 未来弥 粟島瑞丸 淳平 ほか
2009年9月26日(土)、27日(日)、シネマート六本木にて特別上映
2009年/カラー/DV/ステレオ/81分
いま、ワルい男がアツい! 『クローズZERO』シリーズや『ドロップ』など、イケメンの不良少年たちを主人公にした映画が大ヒットを続ける中、ワルの青春を男くさく、熱く描いた作品が誕生した。それが『タイマン』だ!
周辺の高校と“4校制覇”を争う川中工業。その学校に転校してきたテツオは、転校早々川中工のテッペンをはるサブとタイマン=一対一のケンカ勝負をすることになる……。
主人公のテツオを演じるのは、映画、舞台、ドラマと幅広く活躍する河合龍之介。ミュージカル「テニスの王子様」デビュー以来、女性に人気の作品に数多く出演してきた河合が、自身初となる男気あふれる不良役に挑戦し、新たな魅力を見せる。
タイマンをとおしてテツオと男の友情を築いていくサブには、日本テレビのバラエティ「GOOD LOOKIN′CLUB」にレギュラー出演し人気急上昇中の未来弥(みきや)。そしてサブの仲間には『60歳のラブレター』などの粟島瑞丸、「ごくせんスペシャル」などの淳平と、期待の若手男優陣が集まった。
監督は、「岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説」シリーズや「影の軍団」シリーズと人気シリーズを手がける宮坂武志。さらに『クローズZERO』2作品や『ヤッターマン』などのアクションを手がけた辻井啓伺がアクション演出をつとめ、迫力のリアルなケンカアクションを生み出した。
意地とプライドをかけておこなわれるタイマン。そしてそこから生まれる絆。熱く激しい男の青春ムービーの誕生だ。
- 花道テツオ:河合龍之介
- 新山三郎=サブ:未来弥
- 森田万作=マンタ:粟島瑞丸
- 藤辰:淳平
- 鮎川ヒメノ:松永裕子
- 早瀬リコ:井端珠里
- 監督:宮坂武志
- 脚本:小谷暢亮
- 製作:春名慶/樋上幸久
- アソシエイトプロデューサー:村上比呂夫
- プロデューサー:本島章雄
- 撮影:佐藤和人
- 照明:大坂章夫
- 美術:石毛朗
- 音楽:野島健太郎
- 録音:宮田泰司
- 編集:矢船陽介
- アクション・コーディネイト:辻井啓伺
- 提供:ショウゲート/インターフィルム
- 配給:インターフィルム