少年同士の恋愛を描いたごとうしのぶの人気小説シリーズ「タクミくんシリーズ」を映画化した『そして春風にささやいて』から１年、新たなキャストによる待望のシリーズ第２弾『虹色の硝子』が登場する。
ボーイズラブものの金字塔的な人気シリーズの映画化にあたり、キャストには、前作に続いて人気の「ミュージカル・テニスの王子様」（テニミュ）出演経験者を中心に、いま大活躍中の若手俳優陣が揃った。
主人公・託生には、ドラマ「ごくせん」や、主演携帯ドラマの配信も控える浜尾京介。繊細に感情を揺れ動かす託生の可愛さを存分に表現している。託生の恋人となる学院のプリンス・ギイには「ウルトラマンメビウス」イカルガ・ジョージ役などの渡辺大輔。気品高く頼もしいギイを爽やかに演じる。
そのほか、赤池役には前作に引き続き『イケメンバンク THE MOVIE』などの滝口幸広、鈴木役に『体育館ベイビー』などの高橋優太、高林役にテニミュでデビューし映画初出演となる新鋭・細貝圭、森田役に『赤い糸』などの日和佑貴。
脚本は『きみにしか聞こえない』『カフェ代官山』シリーズの金杉弘子が前作に続いて担当し、それぞれのキャラクターを活かした純愛ストーリーを紡ぎ出した。そして『イヌゴエ』『観察』などの俊英・横井健司監督が、キャストの魅力を最大限に引き出してスクリーンへと映し出す。
主題歌は、ネットで人気沸騰の音楽ユニット“ななふれっと”の「the otherside」が映画用に新たなアレンジで使用されている。
人里離れた山の中腹に建つ全寮制の男子高校・祠堂学院。この学院の２年生の葉山託生（浜尾京介）は、以前は他人と触れ合うことを怖れ、周囲と関わりを避けていたが、ギイこと崎義一（渡辺大輔）との出会いにより変わりはじめた。学院のプリンスであるギイと付きあいはじめたことで嫉妬されることもあったが、ふたりの理解者である同級生の赤池章三（滝口幸広）、高林泉（細貝圭）、鈴木健志（高橋優太）たちと、楽しい学園生活を送っていた。
ある日、アメリカから帰っていたばかりのギイは、突然、１年生の森田徹（日和佑貴）を誘ってハロウィン・パーティーを開こうと言い出し、 託生に森田を誘うようにと頼む。
図書室で森田に声をかけた託生だったが、パーティーのことを言い出すことができない。ささいなことからギイとの気持ちのすれ違いを感じていた託生は、ギイが自分に飽きて、替わりに森田と付き合おうとしているのではと不安に駆られたのだ。「パーティーに華は不可欠」というギイに、託生は森田を誘ったけど断られたと嘘をつく。
そしてパーティーの日がやってきた。託生がみんなから遅れてパーティー会場に着くと、そこには森田の姿もあった。ギイが自分で声をかけて呼んだのだという。みんながパーティーが盛り上がる中、森田と仲良さげにするギイの姿を見て、託生は思わず会場を飛び出してしまう。
果たして、託生とギイの関係はどうなってしまうのか？ そして、その裏に隠された衝撃の真実とは？
