死の淵から帰ってきたひとりの女がいた。その名はアサミ(亜紗美)!
ヤクザたちと激しい闘いを繰り返すアサミは、次々とヤクザを血まつりに上げてお尋ね者となっていく。ある日、闘いの中で深い傷を負って倒れたアサミが目を覚ますと、そこにはアサミを「姐さん」と慕うレイコ(建みさと)たちの顔があった。
かつて、アサミは関東スケバン連合という巨大なスケバングループのヘッドだった。しかし、アサミに妬みと憎しみを抱いていたジュンコ(小嶺麗奈)は、アサミを裏切りヤクザの小龍会の組長・村川(佐藤二朗)と手を組んだ。そしてアサミはジュンコの手により葬られたに思われたのだが、3年ぶりにこの町に戻ってきたのだ。
アサミがいなくなった3年の間に、町はすっかり小龍会に支配されていた。関東スケバン連合も、ある者は寝返り、ある者は粛清され、すでに壊滅状態にあった。ケガの治療をしてくれた医師の猪熊(佐藤佐吉)とその娘(柊瑠美)にかくまわれながら、アサミは小龍会との闘いの準備を進めていた。
一方、いまや村川にかわり実質的に小龍会を支配するジュンコは、アサミの帰還を知り今度こそ自らの手でアサミを亡き者にせんと残忍な心を燃やす。そしてアサミをひそかに見つめる謎の男。
あまりにも非道な小龍会のやり口に、ついにアサミの怒りは爆発する! レイコたち4人の仲間ととも、アサミは小龍会との、そしてジュンコとの最後の対決に向かう。東京湾を舞台に、5人の“やくざハンターズ”とヤクザたちとの血で血を洗う決戦が火ぶたが、いま切られようとしていた!
爆発!スケ番☆ハンターズ/総括殴り込み作戦
監督:中平一史
出演:亜紗美 小嶺麗奈 佐藤二朗 ほか
2010年5月29日(土)よりシアターN渋谷にてレイトショー
東映の「女番長」シリーズや日活の「野良猫ロック」。1970年代、スクリーンではやさぐれた不良娘たちが活躍していた。そんな70年代のスピリットが、いま『スケ番☆ハンターズ』シリーズとして蘇る!
『爆発!スケ番☆ハンターズ/総括殴り込み作戦』は、死の淵から戻ってきたやくざハンター・アサミが主人公のアクション活劇。裏切り者のジュンコと町を支配するヤクザ相手に、アサミたち5人のやくざハンターが立ち上がった!
主演は『おいら女蛮』や『片腕マシンガール』に出演し、井口昇監督をはじめ多くの監督から「昭和の匂いを持っている」と評されるアクション派女優・亜紗美。得意のアクションはもちろん、その佇まいで見事な“あばずれ”っぷりを見せてくれる。
そして宿敵のジュンコ役で小嶺麗奈が観るものを驚愕させる怪演を披露。さらにアサミとともに闘うスケ番に建みさと、アサミを慕う清純な娘に柊瑠美と豪華女優陣が共演。男優陣では監督としての顔も持つ佐藤佐吉や、個性派俳優の佐藤二朗、若手実力派の和田聰宏らがその存在感を発揮するのに加え、特別出演の松村雄基が挿入歌も熱唱している。
監督は中平一史。2007年に奥田真一とのコンビで“東亜英健”を名乗り、ショートフィルム『やくざハンター』を監督。亜紗美主演のこの作品が評判となり、よりスケールアップした『スケ番☆ハンターズ』の製作へとつながった。
『東京残酷警察』で全世界を驚愕させた残酷効果の西村喜廣とVFXスーパーバイザーの鹿角剛司も参加し、血飛沫の飛び散る迫力の映像を作り出している。
70年代風ファッションや音楽も注目。昭和の香りを漂わせる懐かしく新しいガールズ・アクション映画の誕生だ。
- 亜紗美
- 小嶺麗奈
- 佐藤二朗
- 佐藤佐吉
- 曽根悠多
- 建みさと
- 柊留美
- 松村雄基(特別出演)
- 篠原志奈
- 島田紗良
- 多田安希
- 和田聰宏
- 監督・脚本・編集:中平一史
- 原案:篠崎誠「やくざ狩り」より
- プロデューサー:中平ミキ/長坂淳子
- アクション監督:田中清一
- 残酷効果監督:西村喜廣
- VFXスーパーバイザー:鹿角剛司
- 撮影:松本岳大
- 照明:小原澤学
- 美術:泉人士
- 編集:継田淳
- 音響効果:高島良太
- コスチューム:石橋瑞枝
- 残酷効果:下畑和秀/森川明香
- メイク:森崎須磨子/山本博子
- アクション撮影・編集:吉本大介
- 銃器効果:遊佐和寿
- 宣伝美術:中平一史
- 音楽:福田裕彦
- 制作会社:ビーモ
- 宣伝協力:直井卓俊/SPOTTED PRODUCTIONS
- 配給・宣伝:ユナイテッドエンタテインメント
- 製作:ハンターズ製作委員会