借りぐらしのアリエッティ
監督:米林宏昌
声の出演:志田未来 神木隆之介 ほか
2010年7月17日(土)より全国東宝系ロードショー
2010年/ビスタサイズ/ドルビーデジタル/94分
日本映画歴代興行収入トップとなる『千と千尋の神隠し』をはじめ『もののけ姫』『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』など、国民的大ヒット作を次々と送り出すスタジオジブリが2010年夏に贈るのが『借りぐらしのアリエッティ』だ。
アリエッティは、古い屋敷の床下に暮らす小人の少女。アリエッティの一家は、自分たちが暮らすために必要なものを、屋敷の主たちから少しだけ「借りて」いく“借りぐらしの小人たち”だ。決して人に姿を見られてはならない。それが小人たちの掟であったが、ある日、アリエッティは屋敷にやってきた少年・翔に姿を見られてしまう――。
新作映画の原作として宮崎駿が選んだのは、メアリー・ノートンによる児童文学「床下の小人たち」だ。この作品をもとに舞台を現在の日本へと移して執筆した脚本を、宮崎駿は米林宏昌に託した。これまでアニメーターとして宮崎監督作品ほかスタジオジブリ作品に参加してきた米林は現在37歳。スタジオジブリ史上最年少の監督が誕生した。
キャストには、アリエッティに『誰も守ってくれない』やドラマ「小公女セイラ」などの志田未来、翔に『Little DJ』『サマーウォーズ』(声の出演)などの神木隆之介と、10代にしてすでに豊富なキャリアを持つふたりが起用された。そして、アリエッティの母親・ホミリーに大竹しのぶ、翔の祖母・貞子に竹下景子、小人のスピラーに藤原竜也、アリエッティの父親・ポッドに三浦友和、屋敷のお手伝いさん・ハルに樹木希林と、実力派俳優たちが脇を固める。
『借りぐらしのアリエッティ』は「人間と小人、どちらが滅びゆく種族なのか」という問いかけを観客に投げかける。それは、現代という時代への問いかけでもある。混沌の時代を生きる人々へメッセージを込めたファンタジーが、この夏、届けられる。
- アリエッティ:志田未来
- 翔:神木隆之介
- ホミリー:大竹しのぶ
- 貞子:竹下景子
- スピラー:藤原竜也
- ポッド:三浦友和
- ハル:樹木希林
- 監督:米林宏昌
- 企画・脚本:宮崎駿
- 原作:メアリー・ノートン「床下の小人たち」(翻訳:林容吉/岩波少年文庫刊)
- 脚本:丹羽圭子
- プロデューサー:鈴木敏夫
- 制作:星野康二
- 作画監督:賀川愛/山下明彦
- 美術監督:武重洋二/吉田昇
- 色指定:森奈緒美
- 映像演出:奥井敦
- 音響演出・整音:笠松広司
- アフレコ演出:木村絵理子
- 音楽:セシル・コルベル
- 主題歌:セシル・コルベル「Arrietty's Song」(ヤマハミュージックコミュニケーションズ)
- スタジオジブリ/日本テレビ/電通/博報堂DYMP/ディズニー/三菱商事/東宝/ワイルドバンチ提携作品
- 製作担当:奥田誠司/福山亮一/藤巻直哉
- 配給:東宝