孤高のメス
監督:成島出
出演:堤真一 夏川結衣 ほか
2010年6月5日(土)より全国東映系ロードショー
とある地方都市の市民病院に赴任してきた外科医・当麻鉄彦。「目の前の患者を救いたい」という信念を持って困難な手術にも取り組んでいく当麻の姿は、腐敗した病院を変えていく。やがて当麻は、患者を救うため法で認められない“禁断のオペ”に臨む――。
『孤高のメス』は、現代医療の抱える様々な問題を浮き彫りにしつつ、確固たる信念を持って生きるひとりの男が周囲の人々を動かしていく様を描いた、骨太な医療ヒューマンドラマだ。
6000件を越える手術経験を持ち、現在は僻地医療に携わる現職医師・大鐘稔彦の小説「孤高のメス」を、『雪に願うこと』『クライマーズ・ハイ』などで数々の映画賞に輝く脚本家・加藤正人の脚本、『フライ,ダディ,フライ』『ミッドナイトイーグル』など話題作を手がける成島出の監督で映画化。映画は若き医師が看護師であった亡き母の日記を読み進めるというかたちで進められ、親と子の絆を描くドラマともなっている。
主人公の当麻鉄彦を演じるのは『容疑者Xの献身』『クライマーズハイ』で高い評価を受けた堤真一。『フライ,ダディ,フライ』でもコンビを組んだ成島監督の作品で2年ぶりの主演を果たす。そして当麻を支える看護師の浪子に『歩いても歩いても』の夏川結衣。その浪子の息子・弘平の成長した姿を成宮寛貴。そのほか、吉沢悠、中越典子、成宮寛貴、平田満、余貴美子、生瀬勝久、柄本明と、豪華なキャストが揃い、見ごたえのある人間ドラマを紡ぎ出していく。
人の命に向き合う医療の現場をとおして“命”の持つ意味を問いかける、珠玉の感動作がここに完成した。
- 当麻鉄彦:堤真一
- 中村浪子:夏川結衣
- 青木隆三:吉沢悠
- 大川翔子:中越典子
- 村上三郎:矢島健一
- 中村弘平:成宮寛貴
- 島田光治:平田満
- 実川剛:松重豊
- 武井静:余貴美子
- 野本勝久:生瀬勝久
- 大川松男:柄本明
- 監督:成島出
- 原作:大鐘稔彦「孤高のメス」(幻冬舎文庫刊)
- 脚本:加藤正人
- 製作プロダクション:東映東京撮影所
- 製作:「孤高のメス」製作委員会
- 配給:東映