憐れみムマシカ
監督:松田健太郎
出演:浅見小四郎 大塚良重 菜葉菜 河合龍之介 菅田俊 ほか
2010年7月31日(土)よりアップリンクXにてロードショー
2009年/カラー/HDCAM/ステレオ/74分
近年、大阪芸術大学映像学科出身者が日本映画界を熱くしている。熊切和嘉、山下敦弘、柴田剛、本田隆一、石井裕也ら、意欲的な作品を続々と送り出す監督たちや個性派俳優の山本浩司、多くの映画スタッフが日本映画界の第一線で活躍中だ。そしてまた、大阪芸大から新たな才能が飛び出した。新鋭・松田健太郎の監督作『憐れみムマシカ』が劇場公開される。
映画の舞台となるのは山間にある小さな町。町議会議員の柏木は、町おこしのための“未確認生物”のでっち上げにかかわることになった。でっち上げた未確認生物・ヌッチーが世間の話題を集める中、柏木の家族は事情を知ることになるのだが……。
主人公の柏木厚雄を演じるのは朝見小四郎。『魂萌え!』など劇場用映画やテレビの2時間ドラマなど、永いキャリアで豊富な出演歴を持つベテランだが、映画の主演をつとめるのはこれ初めてとなる。
そして、厚雄の妻・美江に多くの映画やドラマで母親役を演じる大塚良重、娘の里美を主演作『ハッピーエンド』が海外で高く評価されている菜葉菜、息子の広志に『手のひらの幸せ』『愛の言霊〜世界の果てまで〜』と主演作の続く河合龍之介、町長に海外でも活躍する名バイプレイヤーの菅田俊、さらに『パンドラの匣』主演で注目される若手俳優・染谷将太、弁護士としての顔も持ちバラエティ番組でも活躍する本村健太郎と、多彩な顔ぶれが揃った。
1983年生まれの若手ながらその演出力に定評のある松田監督は『憐れみムマシカ』において、“嘘”がきっかけで転げ落ちていく人間の悲哀を、コミカルなタッチで描いていく。そこに浮かびあがってくるのは、人間の“業”。優しさとユーモアをもった“捏造エンターテイメント”の完成だ。
- 浅見小四郎
- 菜葉菜
- 河合龍之介
- 本村健太郎
- 長谷川公彦
- 平子悟(エネルギー)
- 橋本拓弥
- 阿部薫
- 秀平
- 染谷将太
- 熊谷幸子
- 大西多摩恵
- かわいのどか
- 中原和宏
- 天蝶司晃
- 藏内秀樹
- 宮沢天
- 保田潤
- 栗栖愛
- 真木幸子
- 高峰関次郎
- 掛田誠
- 大塚良重
- 菅田俊
- 監督:松田健太郎
- 脚本:近内陽佑
- 製作:松田健太郎
- プロデューサー:河西敏
- アソシエイトプロデューサー:坂本徹
- 撮影:下江一正
- 照明:熊谷宗洋
- 録音:豊田晃司
- 美術:金子弘明
- 編集:清水艶/松田健太郎
- ヘアメイク・特殊造形:梶原由佳子
- 衣装:藤田紗佳
- 記録:森由布子
- 助監督:加藤秀仁/林賢一
- 製作担当:田中豪
- 音楽:熊澤洋子
- サントラ演奏:熊澤洋子(Vi)/瀬戸一成(Tp)/田中良太(Perc)/藤沢祥衣(Acc)
- 宣伝:スリーピン
- 製作・配給:ジェリーフィッシュフィルム