ノルウェイの森
監督:トラン・アン・ユン
出演:松山ケンイチ 菊地凛子 水原希子 ほか
2010年12月11日(土)より全国東宝系ロードショー
2010年/カラー/シネマスコープ/ドルビーデジタル/133分|PG12
高校時代に自殺で親友を失った大学生のワタナベ。親友の恋人だった直子との再会。大学で出会った緑。ふたりの女性との関係に揺れるワタナベ――。
ビートルズの名曲をタイトルに冠した村上春樹の小説「ノルウェイの森」は1987年の刊行時、社会現象とまでなるベストセラーとなった。刊行から20年以上を経ていまもなお世界中で読み継がれている傑作小説が、ついに映画化を果たした。
困難と思われていた同作品の映像化に挑んだのは、トラン・アン・ユン。『青いパパイヤの香り』『夏至』で知られるベトナム系フランス人監督である。自身、原作のファンであったという監督の熱意が映画化を実現させた。そして、撮影には侯孝賢監督作品を手がけるほか『春の雪』『空気人形』など日本映画にも参加する台湾のリー・ピンビン、音楽には現代を代表するイギリスのロックバンド・レディオヘッドのジョニー・グリーンウッドと、国際色豊かなスタッフが参加している。
主人公のワタナベを演じるのは『ウルトラミラクルラブストーリー』『GANTZ』など話題作への出演が続く松山ケンイチ。直子には『バベル』など国際的に活躍する菊地凛子。緑には演技初挑戦となるモデルの水原希子が抜擢された。また、脇を固める玉山鉄二、高良健吾、霧島れいか、初音映莉子、柄本時生ら実力派俳優陣に加え、糸井重里、細野晴臣、高橋幸宏と、独特の存在感を放つ異色キャストの出演も注目だ。
さらに、主題歌として日本映画初となるビートルズのオリジナル音源の使用が実現したのも本作品の大きな話題だろう。
時代を越え、国境を越えて実現した映画『ノルウェイの森』が、いまスクリーンにその姿を現わす。
- ワタナベ:松山ケンイチ
- 直子:菊地凛子
- 緑:水原希子
- キズキ:高良健吾
- レイコ:霧島れいか
- ハツミ:初音映莉子
- 永沢:玉山鉄二
- 大学教授:糸井重里
- レコード店店長:細野晴臣
- 阿美寮門番:高橋幸宏
- 突撃隊:柄本時生
- 監督・脚本:トラン・アン・ユン
- 原作:村上春樹「ノルウェイの森」(講談社刊)
- エグゼクティブ・プロデューサー:豊島雅郎/亀山千広
- プロデューサー:小川真司
- アソシエイト・プロデューサー:松崎薫/池田穣
- コー・エグゼクティブ・プロデューサー:マイケル・J・ワーナー/バウター・バレンドレクト
- ライン・プロデューサー:宿崎恵造
- アシスタント・プロデューサー:小川未央子
- 撮影:李屏濱(マーク・リー・ピンビン)
- 美術:イェンケ・リュゲルヌ/安宅紀史
- 照明:中村裕樹
- 録音:浦田和治
- 編集:マリオ・バティステル
- キャスティング:杉野剛
- 助監督:片島章三
- 製作担当:田口雄介
- 製作事業統括:寺嶋博礼/石原隆
- 音楽プロデューサー:安井輝
- 音楽:ジョニー・グリーンウッド
- 主題歌:ザ・ビートルズ「ノルウェーの森」
- 製作:アスミック・エース/フジテレビジョン
- 製作プロダクション:アスミック・エース エンタテインメント
- 提供:「ノルウェイの森」パートナーズ(アスミック・エース エンタテインメント/フジテレビジョン/講談社/産経新聞社/WOWOW/電通/住友商事)
- 配給:東宝