雷桜
監督:廣木隆一
出演:岡田将生 蒼井優 ほか
2010年10月22日(金)より全国東宝系ロードショー
2010年/ビスタサイズ/ドルビーデジタル/133分
将軍家に生まれた男と、山で育った女。身分の違いゆえに許されないふたりの恋。1本の奇妙な桜の巨木が見つめていた――。
古今東西、映画や小説をはじめとしたフィクションの題材としてたびたび描かれてきた“身分を越えた恋”。この永遠不滅のモチーフを扱った名作がまたひとつ誕生した。運命に挑む男女の物語『雷桜』(らいおう)である。
原作は、多くの時代小説を手がけ人気の作家・宇江佐真理の同名小説。女性から高い支持を集めた原作を、2009年に公開され大ヒットを記録した『余命1ヶ月の花嫁』の平野隆プロデューサーと廣木隆一監督が再びコンビを組んで映画化した。
主人公の男女を演じるのは、いま日本映画界で最も輝きを見せる若手俳優ふたりだ。将軍の血を引く斉道(なりみち)には『ハルフウェイ』『僕の初恋をキミに捧ぐ』『告白』『悪人』など、話題作への出演が続く岡田将生が時代劇映画初挑戦。そして『フラガール』『おとうと』などの蒼井優が山奥で生きてきた奔放な雷(らい)役で新たな魅力を見せる。
そのほか、斉道の家臣にして雷とも関わりを持つ瀬田助次郎には小出恵介、斉道に仕える榎戸角之進にベテランの柄本明、雷を育てた田中理右衛門に時任三郎ら、豪華な共演陣が顔を揃えた。また、斉道の父である徳川家斉役で坂東三津五郎が特別出演しているのも注目だ。
脚本は『トウキョウソナタ』などの田中幸子と『雪に願うこと』など加藤正人。初めて時代劇のメガホンをとった廣木監督は、時代劇という枠にこだわらず、普遍的なラブストーリーとして映画『雷桜』を完成させている。
美しい風景を求め、関東各地に加え沖縄でも大規模なロケを敢行。その映像は観客の心に強い感動をもたらすだろう。
- 清水斉道:岡田将生
- 雷/遊:蒼井優
- 瀬田助次郎:小出恵介
- 榎戸角之進:柄本明
- 田中理右衛門:時任三郎
- たえ:宮崎美子
- 瀬田助太郎:和田聰宏
- お初:須藤理彩
- 榊原秀之助:若葉竜也
- 今泉鉄之助:忍成修吾
- 鹿内六郎太:村上淳
- 友蔵:高良健吾
- 茂次:柄本佑
- 高山仙之介:大杉漣
- 早坂門之助:ベンガル
- 田所文之進:池畑慎之介
- 徳川家斉:坂東三津五郎(特別出演)
- 監督:廣木隆一
- 原作:宇江佐真理「雷桜」(角川文庫刊)
- 脚本:田中幸子/加藤正人
- プロデューサー:平野隆
- スーパーバイジングプロデューサー:久保田修
- 共同プロデューサー:岡田有正/福島聡司
- アソシエイトプロデューサー:幾野明子/石黒研三/八尾香澄
- 撮影:鍋島淳裕
- 美術:部谷京子
- 照明:豊見山明長
- 録音:深田晃
- 編集:菊池純一
- 視覚効果:橋本満明
- 衣裳デザイン:黒澤和子
- 助監督:宮城仙雅
- 制作担当:田口雄介
- 音楽プロデューサー:桑波田景信
- 音楽:大橋好規
- 主題歌:舞花「心」(ユニバーサルJ)
- 製作:「雷桜」製作委員会
- 制作プロダクション:IMJエンタテインメント
- 配給:東宝