Re:Play-Girls
監督:Yuki Saito
出演:外岡えりか 佐武宇綺 佐藤さくら 小泉麻耶 ほか
2010年9月25日(土)よりシネマート六本木ほか全国順次ロードショー
2010年/カラー/ビスタサイズ/94分|PG-12

イジメ、失恋、妊娠……。さまざまな理由で生きることに絶望した少女たち。「すべてをやり直したい」と死への願望にかられて自殺サイトを訪れた12人の少女たちを待っていたのは「リプレイガールズ」という自殺ゲームだった!
“自殺”を考える若い世代は多い。映画『Re:Play-Girls』は、青少年の自殺というシリアスなテーマを正面から扱いつつ、サスペンスフルな展開に激しいアクションも盛り込んだエンターテイメントとして完成させた作品だ。
この意欲的な作品に、各メディアで大活躍中の人気アイドルたちが集結した。イジメに遭い自殺を考える主人公・ミチには“アイドリング!!!”のメンバーとしても活躍し、本作が『あばしり一家 THE MOVIE』に続く主演第2作となる外岡えりか。アリサには“9nine”のメンバーであり女優としての活躍が期待される佐武宇綺(さたけ・うき)。ハルナには、ミスマガジン2008に選ばれた佐藤さくら。リオには、日テレジェニック2009の小泉麻耶。マミにはAKB48の小林香菜。さらに、かの夏帆、三浦萌、藤沢玲花、真知りさ、水野~菜、早麻ひかる、藤波心と、フレッシュなキャストが揃っている。
そして『白日夢』や舞台で注目の俳優・大坂俊介が、少女たちをゲームにいざなう謎の男・実原をミステリアスに演じる。
監督は、高校卒業後に渡米しハリウッドで映画制作を学んだYuki Saito。ビデオゲームを思わせる表現や、キャストにカメラを委ねるなどの独創的な手法を用い、これまでにない斬新な映像を生み出した。また、世界各国でカルトな人気を集めた『片腕マシンガール』のアクション監督・鈴村正樹による、キャストが体を張った迫力のアクションは見どころだ。
望んだはずの“死”に直面したとき少女たちに芽生えるのは? 『Re:Play-Girls』は若い世代へ真摯なメッセージを訴える。

さまざまな理由で死を考える自殺志願者たちが集まるインターネットの自殺サイト。大好きだった親友に裏切られ、クラスでイジメのターゲットになった女子高生のミチ(外岡えりか)も、そこに書き込みをするひとりだった。画面をクリックするうちに、ミチの前には「REPLAYしますか?」と問いかける画面が現われた。ミチはためらうことなく「はい」を選択した――。
気がつくと、ミチは見知らぬ部屋にいた。部屋にはミチと同じくらいの年齢の少女たちが12人。恋人に裏切られたリオ(小林麻耶)や、妊娠してしまったカホ(かの夏帆)、親友へのイジメに加担してしまったことを悔やむアリサ(佐武宇綺)たち「すべてをやり直したい」と考えて自殺サイトに集まった自殺志願者だった。その中には、ミチを裏切った親友のハルナ(佐藤さくら)の姿もあった。
部屋にやってきた“自殺案内人”を名乗る謎の男・実原(大坂俊介)によって、12人は海に浮かぶ孤島へと連れてこられた。実原は、12人の少女に翌日の日の出までに自殺するようにと指令をくだす。
ある者はロープで、ある者は練炭で。実原に与えられた自殺アイテムを使い、少女たちは次々に自殺を遂げていく。だが、お互いに親友の姿を重ねて友情を芽生えさせたミチとアリサは、生への希望を見出していく。
翌日の朝、島の海岸にミチとアリサ、そして同じように生きることを選んだ少女たちが集まった。しかし、実原が告げるのは残酷な事実だった。これはキャンセルすることのできない「ゲーム」なのだ――。
「私たちの人生は、私たちで決める!」。少女たちは闘うことを決意する。“生きる”ために。