優しい両親に育てられた女子高生・渚凛(なぎさ・りん/杉本有美)は、ここ数日、原因不明の腕の痛みに悩まされていた。
16歳の誕生日、学校でのイジメに苦しみ手首を切ろうとした凛に、見慣れぬ制服姿の少女が「人として生きられる今日を大切にしな」と謎の言葉をかけていく。そして運ばれた保健室で、凛は奇妙な出来事を体験する。
自分の体に異変が起きていることに気づきはじめた凛に、父(津田寛治)は衝撃の事実を明かす。その直後、突然押し入ってきた男たちによって惨殺される父と母(いとうまい子)。そのとき、凛の右腕が変形し、秘められた力が覚醒する!
世間から追われる存在となった凛の前に、学校で言葉をかけてきた少女・玲(高山侑子)と、如月(坂口拓)という男が現われた。ふたりは凛に鉄仮面を被せると、どこかに連れ去っていく。
凛は、自分が特殊な力を持つ“ヒルコ族”であることを知らされ、ほかのヒルコ族の少女とともに戦士となるために厳しい訓練を受ける。如月はヒルコ族を迫害してきた人間への復讐を目的に、戦士を育てようとしていたのだ。
教育係の玲から与えられる想像を絶する苦しみの中で、凛に被せられた鉄仮面が割れた。それは凛が真の力に目覚めたことを意味していた。
凛は、佳恵(森田涼花)とともに、ヒルコ族抹殺を企てる小清水防衛庁長官(竹中直人)殺害の任務を与えられる。小清水主催のパーティー会場に潜入した凛と佳恵は、特殊部隊と壮絶な闘いを繰り広げる。
やがて幕を開けるヒルコ族と人間との全面戦争。その中で凛の中に芽生えていくものとは?
戦闘少女 血の鉄仮面伝説
監督:井口昇/西村喜廣/坂口拓
出演:杉本有美 高山侑子 森田涼花 ほか
2010年5月22日(土)よりシアターN渋谷、池袋シネマ・ロサほか全国順次公開
2010年/カラー/ビスタ/DTS/90分
『炎神戦隊ゴーオンジャー』の杉本有美。『花のあすか組NEO!』の高山侑子。『侍戦隊シンケンジャー』の森田涼花。闘うヒロインを演じてきた3人の美少女と、世界が注目する異色映画監督3人の顔合わせによって、これまでにない美少女アクションムービーが誕生した。『戦闘少女 血の鉄仮面伝説』が、いま日本から世界に放たれる!
16歳の誕生日に特殊能力に目覚めた女子高生の凛。彼女は“ヒルコ族”の血を引くミュータントだった。ミュータントゆえに迫害される凛は、同じくヒルコ族の玲と佳恵と出会う。そして……。
自らの運命に戸惑い悩む凛役の杉本有美、クールでときに残酷さすら見せる玲役の高山侑子、朗らかな笑顔で周りを和ませる佳恵役の森田涼花。3人の美少女が個性的なキャラクターをそれぞれの魅力たっぷりに演じる。3人が体当たりで挑んだアクションや特殊メイクは見もの。さらに、セーラー服にブレザー、ナース服、そしてスタイリッシュなバトルスーツという3人のコスチュームもお楽しみだ。
メガホンをとったのは『片腕マシンガール』などでカルトな人気を誇る井口昇、残酷効果の第一人者・西村喜廣、俳優でもあり多くの作品でアクション監督をつとめる坂口拓の3人。それぞれが1章ずつを担当し、3章構成の作品を完成させた。迫力のアクション、過激なバイオレンス描写、驚愕の特殊メイク、そしてかつての名作へのオマージュ。3監督の得意技がこれでもかと詰め込まれた濃厚なエンターテイメントがここに誕生した。
【覚醒】【革命】【反逆】。3人のミュータント美少女の物語が、ここに始まる。
- 杉本有美
- 高山侑子
- 森田涼花
- 坂口拓
- 島津健太郎
- 亜紗美
- 川合千春
- いとうまい子
- 津田寛治
- 竹中直人
- 監督:坂口拓(第1章)/井口昇(第2章)/西村喜廣(第3章)
- 原案:井口昇
- 脚本:継田淳
- エグゼクティブプロデューサー:加藤和夫
- プロデューサー:佐藤現/木村俊樹
- アソシエイトプロデューサー:千葉善紀/姫田伸也
- ラインプロデューサー:原田耕治
- 撮影:Shu G. 百瀬
- 照明:太田博
- 美術:大庭勇人
- 編集:和田剛
- 助監督:吉見拓真
- 特殊造形監督:西村喜廣
- VFXスーパーバイザー:鹿角剛司
- アクション総指揮:坂口拓
- アクション監督:カラサワイサオ
- 音楽:中川孝
- 主題歌:noodles「メロウメタリカ」(DELICIOUS LABEL)
- 宣伝協力:SPOTTED PRODUCTIONS
- 製作・配給・宣伝:東映ビデオ