たまの映画
監督:今泉力哉
出演:石川浩司 滝本晃司 知久寿焼 たま ほか
2010年12月25日(土)よりテアトル新宿にてレイトショー ほか全国順次公開
2010年/カラー/DV/111分
1989年から90年にかけて放送され、深夜番組ながら多くの人気バンドをメジャーシーンへと送り出し、バンドブームを牽引した伝説的番組「三宅裕司のいかすバンド天国」。その出演バンドの中でも「たま」は、その異彩を放つ音楽性とルックスでとりわけ多くの人の記憶に残る存在だろう。社会現象とまでなったたまは、バンドブームが去ってからも独自のスタンスで活動を続け、2003年に解散した。映画『たまの映画』は、そんなたまのメンバーの「いま」に迫った作品だ。
石川浩司、滝本晃司、知久寿焼のたま解散時のメンバー3人は、現在はメジャーシーンから離れつつも、各々がライブ演奏を中心としたマイペースな音楽活動をおこなっている。映画は、2009年7月から12月にかけての彼らの活動を追い、一貫した姿勢で歩み続ける3人の音楽家の生き方を映し出す。
メンバー3人に加え、インディーズ時代のたまが所属していたレーベル“ナゴムレコード”を主宰し、現在は多方面で活躍するケラリーノ・サンドロヴィッチや、たまと同時期にナゴムに所属してレーベルメイトとしてたまを見てきた大槻ケンヂ、劇団・ヨーロッパ企画の主宰者でたまファンの上田誠、たまとの共演経験もあるミュージシャンのワタナベイビーらがそれぞれの立場からたまを、メンバーを語る。もちろん、石川、滝本、知久のそれぞれのソロライブや、現在3人が参加しているバンドやユニットのライブ演奏シーンもふんだんに盛り込まれている。
監督は、水戸短編映画祭、TAMA NEW WAVEなど国内の多くの映画賞受賞経験を持つ今泉力哉。初の商業作品、そして初のドキュメンタリーという新境地に挑み、今泉監督の視点を感じさせる音楽ドキュメンタリーを完成させた。
- 石川浩司
- 滝本晃司
- 知久寿焼
- たま
- echo-U-nite
- パスカルズ
- ホルモン鉄道
- 斉藤哲也
- UooB
- 中野直志(MANDA-LA2)
- 今井次郎
- オジュドゥイ・イル・フェ・ボー
- 関島岳郎
- 山下由
- 上田誠(ヨーロッパ企画)
- ワタナベイビー
- 大槻ケンヂ
- ケラリーノ・サンドロヴィッチ
- 監督・編集・撮影:今泉力哉
- 製作:鈴木ワタル/張江肇
- プロデューサー:磯田修一/三輪麻由子/宮田生哉
- 撮影:藤岡大輔/堀切基和
- カラーコレクション:岩永洋
- 整音:宋晋瑞
- 宣伝美術:淡海季史子/近藤恵美
- 撮影協力:村松英治/知久紘子/佐藤和宏
- 製作:パル企画/日本スカイウェイ
- 配給:パル企画