ワルガキたち=BADBOYSのチームがいくつも並び立つ広島の町。今日もお好み焼き屋では“極楽蝶”の桐木司(鈴木勝吾)と“廣島Nights”のヒロ(徳山秀典)が小競り合い。だが、司、ヒロ、そして“BEAST”の段野秀典(阿部進之介)の“広島TOP3”と呼ばれる3人が存在することで、チームの間には均衡が保たれていた。
その状況に変化が訪れた。新たなチーム“狂連合”がほかのチームを傘下に収めようと行動を始めたのだ。狂連合を率いるのは、無駄な抗争を好まない段野と対立してBEASTを脱退した野心家の石本千春(細田よしひこ)。そして、石本の背後には野村豊(三浦貴大)がいるという。豊は、かつて段野を倒した男として語り継がれる男だった。豊が段野と決着をつけるために広島に戻ってきたのだという噂が町に広がる。
豊の名前も手伝って“狂連合”は急激に勢力を拡大していき、ヒロの廣島Nightsもつぶされた。豊が石本と組んだことが信じられない段野は、豊と一対一で話をつけるために呼び出された場所へ向かうが、そこには手段を選ばない石本の罠が待っていた。
石本の計略によって、段野は行方不明となってしまう。BEASTの数俊(波岡一喜)は司のもとを訪れ、次に狂連合が狙うのは極楽蝶だろうと告げる……。
2年前、ケンカではなく柔道の世界で一番になることを目指して大阪に旅立った豊の身に一体なにがあったというのか? 岩田(竹原慎二)たち警察も豊の姿を追い、豊と縁のあった人々は戸惑いを覚える……。
BADBOYSそれぞれの想いが交錯する中、司は狂連合との対決を決意する!
BADBOYS
監督:窪田崇
出演:三浦貴大 阿部進之介 細田よしひこ 鈴木勝吾 徳山秀典 ほか
2011年3月26日(土)より池袋テアトルダイヤ、シネ・リーブル梅田 ほか全国ロードショー
上映時間:93分
広島のワルガキたち=BADBOYSが、トップを目指して激しい抗争を繰り広げる! 1988年から96年まで「ヤングキング」誌で連載された田中宏の伝説的コミック『BADBOYS』が、いま期待の若手キャストを迎え実写映画化を果たした! 映画化にあたっては舞台を現代へと移し、映画オリジナルの要素を加えたストーリーが展開される。
物語の中心となる野村豊を骨太さをもって演じるのは『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』『学校をつくろう』の三浦貴大。そしてドラマ「メイちゃんの執事」などの阿部進之介が長身に金髪で広島のトップ・段野秀典を迫力タップリに演じる。広島トップの地位を狙う野心家・石本千春役で怪演とも言える突き抜けた演技を見せるのは『僕の初恋をキミに捧ぐ』の細田よしひこ。原作の主人公・桐木司役を一本気さを感じさせながらイキイキと演じるのは「侍戦隊シンケンジャー」の鈴木勝吾。段野、司と並ぶ広島TOP3のヒロでクールな男っぽさを見せるのは『愛の言霊』などの徳山秀典。そのほか波岡一喜、大口兼悟ら、実力派若手俳優たちが個性あふれるBADBOYSを魅力的に演じている。また『海の金魚』の入来茉里が男性キャストが多い中で清楚な存在感を発揮。さらに元ボクシング世界王者の竹原慎二やベテランの伊吹吾郎が脇を固めるのに加え、広島といえばこの人、元・広島カープの山本浩二が特別出演している。
監督は作品の舞台である広島出身の窪田崇。数多くのミュージックビデオを手がけ、中編『ハミングライフ』、長編『イエスタデイズ』と劇場用映画でも高い評価を得ている俊英が、前作までとはガラリと変わった男たちの熱い世界を描き出した。
リアリティを求めて広島でのオールロケを敢行。原作から22年を経て新たな『BADBOYS』の伝説がいま、生まれる。
- 野村豊:三浦貴大
- 段野秀典:阿部進之介
- 石本千春:細田よしひこ
- 桐木司:鈴木勝吾
- ヒロ:徳山秀典
- 高間数俊:波岡一喜
- 川中陽二:大口兼悟
- 修二:渡部龍平
- 神原智美:入来茉里
- 坂田誠:橋爪遼
- 井上先生:伊吹吾郎
- 岩田:竹原慎二
- 山本浩二(特別出演)
- 監督:窪田崇
- 原作:田中宏「BADBOYS」(少年画報社刊)
- 脚本:窪田崇/打木健司
- 主題歌:ANCHOR「LOST SONGS」(ACROSS THE POP RECORDS)
- 製作:「BADBOYS」製作委員会(ポニーキャニオン/全力エージェンシー/少年画報社)
- 制作プロダクション:パラレル
- 配給:全力エージェンシー