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学校をつくろう

監督:神山征二郎
出演:三浦貴大 柄本時生 橋本一郎 池上リョヲマ ほか

2011年2月19日(土)より有楽町スバル座ほかロードショー

2010年/カラー/ビスタサイズ/DTSステレオ/109分

イントロダクション

作品スチール

 日本が大きな変化を遂げた明治維新のころ、新たな時代を開くためアメリカに渡り学問を学んだ若者たちがいた。そして彼らは、日本を発展させる人材を育てるため「学校をつくろう」と決意する――。
 『学校をつくろう』は、1890年に法律と経済を教える日本初の教育機関として設立された“専修学校”(現在の専修大学)創設者たちの、実話に基づいた物語である。原作となったのは、直木賞作家・志茂田景樹の小説「蒼翼の獅子たち」。『ハチ公物語』『ラストゲーム 最後の早慶戦』など実話を元にした作品を多く手がける名匠・神山征二郎監督が大きな志を抱いた若者たちが力強く生きた“時代”を描き出した。
 物語の中心となる4人の若者を演じたのは、これからの日本エンターテイメント界の担い手として期待される俳優たちだ。主人公である彦根藩士の相馬永胤には映画初主演となる注目の新星・三浦貴大。駒井重格には若手個性派としての評価の高まる柄本時生。田尻稲次郎には、神山監督作品に多く出演する池上リョヲマ。目賀田種太郎には『劔岳 点の記』などの橋本一郎。三浦、柄本、橋本の3人に加え、相馬の妻・陸役の近衛はな、4人の留学仲間・三浦和夫役の橋爪遼と、俳優を親に持つ出演者が集まっているのも話題のひとつだ。そして角替和枝、永島敏行、宅麻伸、佐々木すみ江、山本圭、神山繁らが脇を固め、若手キャストをしっかりと支えている。
 『学校をつくろう』は、いまの時代に「学ぶこと」の意味を問いかける映画であり、同時にそれぞれ違った境遇の若者たちが同じ志のもとに友情を育んでいく青春物語ともなっている。

ストーリー

作品スチール

 明治3年、彦根藩士の相馬永胤(三浦貴大)は軍人となるべく陸軍兵学校の試験を受けるが、身体検査の結果不合格とされてしまう。薩摩の西郷隆盛(永島敏行)を訪ねた相馬は、西郷の助言もあり新しい西洋の兵学を学ぶため留学することを決意する。 英語も話せない相馬であったが、翌明治4年、藩費留学生として単身アメリカに渡る。そのころ日本では廃藩置県がおこなわれ、相馬も藩費留学生から文部省の留学生となった。
 英語を学びながら陸軍士官学校入学を目指していた相馬だったが、外国人の入学は認められなかった。相馬は兵学に代わり法律を学ぶことで今後の日本の発展に寄与しようと考え、大学入学を目指して勉強を始めた。
 学費の支給が停止されるなど困難に直面し、やむなく一旦帰国を余儀なくされつつも、強い熱意を持った相馬は再渡米。明治8年、コロンビア大学入学を果たした。大学で勉学に励む一方、相馬は留学生監督として文部省から派遣されていた目賀田種太郎(橋本一郎)、ラトガース大学で経済学を学ぶ駒井重格(柄本時生)、エール大学で同じく経済学を学ぶ田尻稲次郎(池上リョヲマ)と知り合い、交流を深めていく。
 やがて、近代日本の発展には国際的に通用する法律の知識を持った人材が必要だと感じた相馬たちは、日本に法律を教える学校を設立しようと考える。
 「学校をつくろう」という目標を胸に学問を修めた相馬たちは明治12年、相次いで帰国。4人は法律と経済学を教える“専修学校”設立を目指す――。

キャスト

  • 相馬永胤:三浦貴大
  • 駒井重格:柄本時生
  • 目賀田種太郎:橋本一郎
  • 田尻稲次郎:池上リョヲマ

  • 相馬陸:近衛はな
  • 相馬アヤ:佐々木すみ江
  • 相馬幾田:角替和枝

  • 三浦和夫:橋爪遼
  • 江木高遠:土屋裕一
  • 津田純一:永山たかし
  • 神鞭知常:片山昌三
  • 朝比奈一:安藤一夫

  • 谷鉄臣:尾崎英二郎
  • ドナルド校長:Brett Coleman

  • 福澤諭吉:宅麻伸(友情出演)
  • 西郷隆盛:永島敏行(友情出演)

  • 晩年の目賀田種太郎:山本圭
  • 晩年の相馬永胤:神山繁

  • ナレーション:樫山文枝

スタッフ

  • 監督:神山征二郎

  • 原作:志茂田景樹「蒼翼の獅子たち」(河出書房新社刊)
  • 脚本:加藤伸代/神山征二郎
  • 題字:仲川恭司

  • プロデュース:鍋島壽夫
  • プロデューサー:永田博康

  • 撮影:加藤雄大
  • 美術:春木明
  • 照明:原由巳
  • 録音:武進
  • 編集:蛭田智子

  • 音楽:国吉良一
  • 主題歌:BLACK BABE「最高の瞬間」(キングレコード)

  • 製作:学校法人 専修大学
  • 製作協力:EAE Co.,Ltd.
  • 配給:ゴー・シネマ

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