トラックの荷台に紛れ込んでどこからかやって来た子猫(声:坂本真綾)。
マンガ家を目指して東京にやってきた青年(中村蒼)。
ふたりは、七夕の夜に公園で出会った。
アパートの部屋へと子猫を連れて帰った青年は、引き取り手が見つかるまでの間、子猫をこっそりと飼うことにした。
青年が子猫に付けた名前は、銀王号。
バイトをしながらマンガの持ちこみを続ける青年。
そんな青年を見つめる銀王号。
最初は誰かに引き取ってもらうつもりだったけど、いつしか銀王号は青年にとってかけがえのない存在になっていた。
やがて、ときは過ぎ。
ふたりが出会って10年目の春。
変わらない毎日がこれからも続くと思われた――。
キミとボク
監督:窪田崇
出演:中村蒼 坂本真綾(声) ほか
2011年5月14日(土)よりテアトル新宿、シネ・リーブル池袋ほか全国順次ロードショー
2011年/カラー/HD/ステレオ/45分
七夕の夜に出会った「ボク」と「キミ」。1匹の猫とひとりの青年が過ごした日々を、猫の視点から描き、大きな反響を呼んだウェブアニメ「キミとボク」が、実写映画となってスクリーンに登場する。
クリエイターのやまがらしげとが自身の体験をもとにして制作し、2001年に発表した原作「キミとボク」は、多くの人々の感動を呼び、公開から10年経った現在でも高い人気を誇っている。今回の実写版は、原作アニメのストーリーに沿いながら、45分の中編作品へと膨らませている。
主人公のマンガ家を目指す青年=キミを演じるのは『BECK』や『マイ・バック・ページ』『ほしのふるまち』など出演作が続々と公開される期待の若手俳優・中村蒼。たしかな演技力で猫との絆を表現してみせる。
ボク=猫の銀王号の声を担当するのは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版・破』真希波・マリ・イラストリアス役などの実力派声優で、音楽活動も高い評価を得ている坂本真綾。主題歌「手紙」の歌と作詞も手がけ、映画のエンディングをやさしく飾る。
そのほか、『ワカラナイ』の小林優斗、『カケラ』などの中村映里子の実力派若手俳優が共演。そしてもちろん、銀王号を演じた猫、夜(子猫時代)とナッツの名演技にも注目だ。
監督は『イエスタデイズ』『BADBOYS』などを手がける窪田崇。原作アニメの持つ詩情あふれる世界を実写で再現するとともに、青年の直面する現実をリアルに描き、作品に広がりを与えている。
ネットからスクリーンへ。映画『キミとボク』が、新たな感動をもたらしてくれる。
- 中村蒼
- 坂本真綾(声の出演)
- 小林優斗
- 中村映里子
- 谷川昭一郎
- 夜
- ナッツ
- 監督・編集:窪田崇
- 原作:やまがらしげと「キミとボク」(ウェブアニメーション/UNIVERSAL RADIO,URS LLC.)
- 脚本:窪田崇/渡辺ヒロエ
- エグゼクティブプロデューサー:水口昌彦/鈴木香織/宇田川寧
- 企画・プロデュース:鈴木淳一
- プロデューサー:若杉類/柴原祐一
- アソシエイトプロデューサー:古宇田隆之助
- 撮影:石坂拓郎
- 照明:丸山和志
- 録音:小宮元
- 美術:田沼愛子
- 衣裳:宮本まさ江
- ヘアメイク:那須野詞
- 助監督:水波圭太
- 制作担当:栗林直人
- 音楽:平井真美子
- 主題歌:坂本真綾「手紙」(FryingDog)
- 製作:「キミとボク」製作委員会(ポニーキャニオン/是空/ダブ)
- 製作プロダクション:ダブ
- 宣伝:ブラウニー
- 配給:アーク・フィルムズ