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作品スチール

ワラライフ

監督:木村祐一
出演:村上純 香椎由宇 田畑智子 高岡蒼甫 鈴木杏樹 吉川晃司 ほか

2011年1月29日(土)よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷 ほか全国ロードショー

2010年/カラー/ビスタサイズ/DTSステレオ/94分

イントロダクション

作品スチール

 両親の引越しや思いがけない旧友との再会。ふとしたきっかけが、結婚を控えた青年の胸にさまざまな記憶を呼び起こす――。
 お笑い芸人、俳優、構成作家などさまざまな顔を持ち、2008年『ニセ札』で映画監督デビューを果たした木村祐一の監督第2作『ワラライフ』は、誰しもの記憶にあるような日常に視点を向けた、心がホッと和むような映画だ。
 主人公の青年・修一を演じるのは、人気お笑いコンビ“しずる”の村上純。「観る人が先入観がない人がいい」という木村監督の意向により、本格的な演技初挑戦ながら主演へと大抜擢。その期待に応え、平凡な青年像をごく自然に演じている。
 さらに、若手女優の中でも独特の存在感を持つ香椎由宇が恋人・まり役で修一との間の柔らかな空気を巧みに表現するのをはじめ、一見ぶっきら棒だが家族への愛情あふれる父・肇にはミュージシャン・俳優として活躍する吉川晃司、うっかり者だが家族をしっかり支える母の慶子に鈴木杏樹、姉の和恵役で弟との絶妙な距離感を表現するのは田畑智子、修一の小学校時代の同級生・小倉には話題作への出演が続く高岡蒼甫と、実力派俳優たちが修一を取り巻く人々を演じる。
 そのほか、主演・村上の相方である池田一真や、お笑いコンビ・次長課長の河本準一と井上聡、木村監督に縁の深いYOUや板尾創路、個性派俳優の田中要次ら、バラエティに富んだキャストが揃った。
 そして、共同脚本の井土紀州、美術プロデューサーの磯見俊裕ら精鋭スタッフが、しっかりと作品の世界を構築している。
 「ワラライフ」とは「What a Wonderful Life!!」。この映画を観たあとには、きっと誰もが“小さな喜びだけど大きな幸せを感じる”、そんな「ワラライフ」な瞬間を見つけるはずだ。

ストーリー

作品スチール

 自分がまだ幼かったころの家族との思い出を話す修一(村上純)。それを聞いているのは、恋人のまり(香椎由宇)。修一が少年時代から過ごした実家は、いまは父親の肇(吉川晃司)と母親の慶子(鈴木杏樹)が暮らすだけとなり、両親は間もなく引越しを控えている。そして修一もまりとの結婚を前に、ふたりで住む部屋を探している最中だ。この日も修一はまりとふたりで部屋探し。たまたま見かけた不動産屋に入ると、小倉(高岡蒼甫)という若い社員が丁寧に応対してくれた。
 不動産屋から戻った修一のもとに、慶子からの電話が入る。明日の引越しの手伝いに来てくれという確認の電話だったのだが、修一はてっきり引越しは1週間先だと思い込んでいた。修一のうっかりに、一緒に手伝いに行くはずだったまりも呆れてしまう。まりは仕事の都合がつかず、修一はひとりだけで手伝いに行くことになった。
 翌日、久々に実家に戻った修一は、肇と慶子と3人で引越しの準備を進めていく。長く住み慣れた家を片付けながら、修一の中にはさまざまな記憶が蘇る。父と母、姉の和恵、修一、弟の聡、家族全員で海に行った日のこと。怖くて布団に隠れながら家族揃ってテレビで見た怪談映画。捨てられていた犬を拾ったときのこと。弟とのキャッチボール。成長し、和恵(田畑智子)が嫁いでいった日……。
 夜になり実家から帰った修一を、まりが料理を作って待っていてくれた。まりは、不動産屋の小倉に紹介された部屋に決めようと切り出すが、修一の返事はあいまいだ。昨日から修一の様子がおかしいことに気づいていたまりは、その理由を尋ねる。そしてようやく修一は口を開く……。

キャスト

  • 古川修一:村上純(しずる)

  • 綾城まり:香椎由宇
  • 古川和恵:田畑智子
  • 小倉弘之:高岡蒼輔
  • 古川慶子:鈴木杏樹
  • 古川肇:吉川晃司

  • 小倉良子:YOU
  • 肇の友人:板尾創路
  • 写真屋の店主:木村祐一
  • 向かいのおばさん:大谷直子
  • 国語の先生:田中要次
  • 優子の彼氏:河本準一(次長課長)
  • 同僚:井上聡(次長課長)
  • 和恵の彼氏:池田一真(しずる)
  • 幼稚園の先生:安藤玉恵
  • 竹中優子:西方凌

スタッフ

  • 監督:木村祐一

  • 脚本:木村祐一/井土紀州

  • 企画:木村祐一
  • プロデューサー:水谷暢宏/岡本昭彦/小西啓介
  • アソシエイトプロデューサー:田島雄一/菊井徳明/松岡剛
  • ラインプロデューサー:森太郎
  • キャスティングプロデューサー:元川益暢
  • プロダクションマネージャー:坂口慎一郎
  • 美術プロデューサー:磯見俊裕

  • 撮影:池内義浩
  • 照明:舟橋正生
  • 録音:岡本立洋
  • VE:新部信行
  • 美術:郡司英雄
  • 装飾:尾関能生
  • 衣裳:波多野芳一
  • スタイリスト:小里幸子
  • ヘアメイク:伊藤元
  • 制作担当:関浩紀
  • 監督補:七字幸久
  • 編集:今井剛
  • 記録:山本亜子

  • 音楽監督・作曲:藤原いくろう

  • 製作:吉本興業/ファントム・フィルム
  • 制作プロダクション:よしもとクリエイティブ・エージェンシー
  • 制作協力:ファントム・フィルム/ウィルコ
  • 配給:ファントム・フィルム

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