天然パーマのために子供のころにイジメに遭った田中広(松田翔太)。髪型をアフロにするという選択でイジメを脱した田中だったが、その後の人生はひたすら選択を誤ってきた。ノリで高校を中退し、自由を求めて上京、なにかがあると信じて働いて……。24歳となり工事現場で働く田中は、自分の人生がどこかかつて思い描いていたものとは違うと感じていた。
ある日、仕事を終えた田中が帰宅すると、高校時代の友人・井上(駒木根隆介)から披露宴の案内が届いていた。井上が結婚するという事実を意外に思う田中だったが、同時に重大なことに気づいていた。高校時代、いつもつるんでいた大沢(堤下敦)、岡本(田中圭)、井上、そして田中は、ある約束をしたのだった。それは、5人のうち誰かが結婚するときには披露宴に彼女を連れていくという約束だった! 田中はいまだ彼女いない歴24年! 早急に彼女を作らなくてはならない!
そんな田中の前に現われたのは、アパートの隣の部屋に越してきた美女・加藤亜矢(佐々木希)。あまりに美しく性格もよさそうな亜矢に田中の心は激しくときめく! だが「あんなハイレベルな子、どうこうできるわけないだろ!」自分で自分にブレーキをかける田中!
1度は仲間たちに彼女がいないことを打ち明けようと帰郷した田中だったが、再会した仲間がなんだかんだと全員彼女持ちという現実に、なにも言い出せないまま東京に戻ってきてしまった。そしてなんとか彼女を作ろうと、会社の先輩の合コンに参加、そこで出会ったユミ(原幹恵)と連絡先を交換する仲になるのだが……。
ユミとの関係は? そして気になる亜矢の存在は? 近づいてくる披露宴の日までに田中に彼女はできるのか!?
アフロ田中
監督:松居大悟
出演:松田翔太 佐々木希 ほか
2012年2月18日(土)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2012年/カラー/35mm/ビスタサイズ/DTSステレオ/114分
2002年に「高校アフロ田中」のタイトルで連載開始以来、タイトルを変えつつ現在も「さすらいアフロ田中」として連載中の、のりつけ雅春による人気コミックが『アフロ田中』としてまさかの映画化を果たした! 原作の「上京アフロ田中」をベースに、彼女いない歴(=年齢)24年の田中広の、彼女を作るためのどこかズレまくった奮闘努力が描かれる。
単行本発行部数360万部超の人気作の映画化にあたって、誰もが「まさか!?」と驚くような豪華なキャストが集結した。
主人公の田中を演じるのは、主演作『イキガミ』で高い評価を受け、その後も話題作に次々と出演する松田翔太。本作では巨大なアフロのカツラにダサいスウェット姿でこれまでのイメージを打ち破る怪演を見せる。
そして田中の前に現われる美女・亜矢には、モデルとして絶大な人気を獲得し、タレント、そして女優へと活躍の場を広げる佐々木希。持ち前の美貌で理想の女性像を見事にスクリーンに具現化させた。
さらに、お笑いコンビ・インパルスの堤下敦や、『SRサイタマノラッパー』主演の駒木根隆介、田中圭、遠藤要、原幹恵、美波、吹越満、皆川猿時、辺見えみり、リリー・フランキーらバラエティに富んだ俳優陣が脇を固める。
脚本は「怪物くん」「妖怪人間ベム」「TIGER&BUNNY」と人気ドラマ・アニメを手がける西田征史。演劇ユニット“ゴジゲン”主宰で、自主制作映画で映画祭受賞経験を持つ現在26歳の新鋭・松居大悟が、初の商業作品のメガホンをとる。
煩悩まみれで考えすぎてしまう田中の、どーしよーもなくおかしくて、だけどどこか哀しくもある日々。妄想男子の笑いと涙のラブストーリーに、きっと誰もがどこか共感を覚えるに違いない。
- 田中広:松田翔太
- 加藤亜矢:佐々木希
- 大沢みきお;堤下敦(インパルス)
- 岡本一:田中圭
- 村田大介:遠藤要
- 井上真也:駒木根隆介
- ユミ:原幹恵
- 吉岡幸子:美波
- 鈴木シンジ:吹越満
- 西田シンジ:皆川猿時
- 田中の母:辺見えみり
- 旭工務店社長:リリー・フランキー
- 監督:松居大悟
- 原作:のりつけ雅春「上京アフロ田中」(小学館「ビックコミックスピリッツ」連載)
- 脚本:西田征史
- ゼネラル・プロデューサー:永田芳弘
- エグゼクティブ・プロデューサー:松本整
- 企画・プロデュース:宇田川寧
- プロデューサー:加茂義隆/若林雄介
- 共同プロデューサー:鈴木俊輔/大村信/大畑利久
- 撮影:小林元(J.S.C)
- 照明:堀直之
- 美術:尾関龍生
- 録音:久連石由文
- 編集:相良直一郎
- 音響効果:松浦大樹
- 衣裳:西留由起子
- ヘアメイク:酒井夢月
- ポストプロダクションプロデューサー:篠田学
- VFXスーパーバイザー:大萩真司
- スクリプター:村松愛香
- キャスティング:田端利江
- 助監督:土屋哲彦
- ラインプロデューサー:大熊敬之
- 音楽プロデューサー:笹井章
- 音楽:鶴/大内友軌/GARDEN
- 主題歌:鶴「夜を越えて」(ワーナーミュージックジャパン)
- 製作:「アフロ田中」製作委員会(ハピネット/ショウゲート/小学館/日本出版販売/スモーク/Yahoo! JAPAN/ソニーPCL)
- 企画・製作プロダクション:スモーク
- 制作協力:ダブ
- 配給:ショウゲート
- 宣伝協力:プレシディオ/ヨアケ/スキップ