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作品スチール

くそガキの告白

監督:鈴木太一
出演:今野浩喜 田代さやか ほか

2012年6月30日(土)よりテアトル新宿にてレイトロードショー

2011年/カラー/HD/ステレオ/94分

イントロダクション

作品スチール

 不細工な顔に強いコンプレックスを持つ馬場大輔(32歳)。映画監督を目指しながらもいまだ1本の作品も撮れていない馬場は、ある日、木下桃子(売れない女優・25歳)と出会う――。
 自分の甘さは棚に上げ、夢に届かない苛立ちを周りにぶつけるだけのいい年こいた“くそガキ野郎”が、あるきっかけから熱い想いで突っ走る、ギラギラと光を放つ映画がここに誕生した!
 脚本・監督は、これが監督デビュー作となる鈴木太一。これまでフリーの助監督やホラービデオの演出などに携わってきた鈴木が、自らの体験をベースに“映画”への想いを込め『くそガキの告白』を完成させた。
 主人公の馬場大輔を演じるのは人気お笑いコンビ・キングオブコメディの今野浩喜。ヒロインの木下桃子には、グラビアアイドルとして人気で女優としても主演経験豊富な田代さやか。ふたりの俳優が、理想と現実のギャップに焦燥感を抱える難しい役どころを見事に演じきった。映画の終盤、ロングカットでのふたりの演技はまさに圧巻の一言だ。
 そのほか、映画監督の花岡役に監督としても活躍する個性派俳優・辻岡正人、人気モデルで女優の美沙都役にはファッションモデルの今井リカ、不思議な女学生の切絵に人気グループ・AKB48の仲川遥香。さらに北山ひろし、石井トミコと豪華なキャストが共演。キングオブコメディの今野の相方・高橋健一も出演を果たしている。
 どこに転がるかわからないスピード感あふれる展開でラストまで駆け抜ける『くそガキの告白』。この疾走感はいったいなんだ? そう、たとえ主人公が30歳過ぎだとしても、これはまぎれもなく熱くて青臭い青春の疾走劇だ!!

ストーリー

作品スチール

 自分の顔に強いコンプレックスを持っている32歳の馬場大輔(今野浩喜)。ある映画にメイキングスタッフとして参加した馬場は、端役で出演している女優の木下桃子(田代さやか)と出会う。笑顔で気さくに話しかけてくる桃子に戸惑いつつもメイキング撮影を手伝ってもらったりするうちに、馬場の中には桃子への恋心が。
 大学の映研時代からのつきあいの花岡(辻岡正人)がプロの映画監督として活躍している一方で、馬場は映画監督への夢をいまだに抱きつつも、作品を1本も撮れていない。口を開けば「俺の世界観!」とこだわってはいるが、大学時代の友人から厳しい言葉を浴びせられると言い返すこともできず、ただ苛立ちをつのらせるばかり。
 仕事らしい仕事もなく、実家の部屋でダラダラ。たったひとりの家族である母親(石井トミコ)からは「自分の食い扶持くらい自分で稼げ」と文句を言われる、それが馬場の毎日だ。
 そんな馬場に、この前の映画絡みのドキュメンタリーの仕事が舞い込んできた。せっかくのチャンスだと花岡は後押ししてくれるのだが、馬場自身は例のごとく「俺の世界観が」と乗り気ではない。だが、ドキュメンタリーの取材で桃子にもう1度会えるかも! 馬場は一大決心で仕事を引き受ける。
 桃子と再会し、その姿をカメラに収めていく馬場。そして初めてあがる女の子の部屋、初めて食べる女の子の手料理。やがて馬場は、桃子が恋をしていることを知るのだが……。
 自分勝手でどうしようもないくそガキの、青春の疾走劇が始まる!

キャスト

  • 馬場大輔:今野浩喜(キングオブコメディ)
  • 木下桃子:田代さやか

  • 花岡:辻岡正人
  • 美沙都:今井りか
  • 切絵:仲川遥香(AKB48/渡り廊下走り隊)
  • 城島:北山ひろし
  • 店員:高橋健一(キングオブコメディ)
  • 大輔の母:石井トミコ

スタッフ

  • 監督・脚本:鈴木太一

  • プロデューサー:小林憲史

  • 撮影:福田陽平
  • 照明:上村奈帆
  • 録音:成ヶ澤玲
  • 美術:寺尾淳
  • 衣裳:袴田知世絵
  • ヘアメイク:前田美沙子
  • 助監督:荒井純恵
  • ラインプロデューサー:和田紳介

  • 音楽:佐藤和郎
  • 主題歌:太陽族「YOU」
  • 挿入歌:LOOSELY「PHOENIX」

  • 製作:(合)SUMIDA製作所

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