
密室に閉じ込められた7人の男女。ひとりずつ異なった動物のマスクを被せられた7人は、命を賭けた裁判ゲームへの参加を強制される。“七つの大罪”を背負った7人が、互いの罪の重さを“判断=ジャッジ”する、恐怖のゲームがいま始まる……。
多数決による死のゲームという特異な設定で人気となった外海良基(とのがい・よしき)のコミック「JUDGE」が、いま注目のキャストと気鋭の監督によって『JUDGE/ジャッジ』として実写映画化を果たした!
密室に閉じ込められた7人のひとりである主人公“オオカミ”を演じるのは『貞子3D』シリーズや『僕は友達が少ない』など主演作の続く瀬戸康史。“憤怒”の罪を背負った青年役で、これまで演じてきた役とは一味違う陰の表情を見せる。
そして“傲慢”の罪を背負ったヒロイン“ライオン”役で、大ヒットドラマ「あまちゃん」も記憶に新しい有村架純がミステリアスな演技を披露。“強欲”の“キツネ”役で作品に奥行きを与えるのはドラマ・映画で幅広い役を演じる個性派・佐藤二朗。さらに、実力派俳優陣が集まり、異常な状況の中で露わになる人間の本性を表現してみせた。
監督は『築城せよ!』『WAYA!』などを手がけてきた古波津陽(こはつ・よう)。映画化にあたっては原作の設定を活かしつつ大胆にアレンジも加え、原作の読者にも新鮮な驚きを与える作品へと仕上げた。さらに、密室の極限状態を表現するため、セット内のキャストを監視カメラで撮影するという手法を用いて緊張感あふれる映像を生み出している。
主題歌は、頭はオオカミ、体は人間のロックバンド・MAN WITH A MISSIONが担当。激しいサウンドで作品の世界を飾る。
密室で衝突するエゴや悪意、信念や信頼。そのむき出しの感情が観客を圧倒する、新感覚スリラーの誕生だ!

気がつくと、7人の男女は密室の中にいた。手首には鎖付きの手錠、頭にはひとりひとり違った動物のマスク。マスクのためにお互いの顔もわからない7人は、みな何者かによって気を失わされ、この密室に連れてこられたらしい。だが、なぜここに連れてこられたのか、その理由はわからない……。
密室の壁では電光掲示板のカウントダウンが進む。部屋の各所にはカメラが取りつけられ、7人の様子をどこかで誰かが監視しているようだ。そして7人の前にはモニター。モニターに映し出されたいくつかの顔写真のひとつをクリックすると、その人物の“罪状”が流れ出す。これは、ここにいる7人のうちの誰かなのか?
やがてモニターに映し出された文字は7人に投票を求める。制限時間内に投票をおこない、多数決により選ばれた者は“処刑”されるのだという。脱走も危険も許されない。それが、この“ゲーム”のルールなのだ……。
7人の内のひとりは、被せられた動物のマスクが“七つの大罪”を現わしていることに気づく。オオカミは「憤怒」、ライオンは「傲慢」、イヌは「嫉妬」、クマは「怠惰」、ブタは「大食」、ウサギは「色欲」、キツネは「強欲」。それが、7人が犯してきた罪なのか……。
処刑への恐怖が7人の間に対立を生んでいく。お互いの罪状を暴き、自分が処刑されるのを免れようとする人々。そんな中、オオカミ(瀬戸康史)は、誰も処刑されずに助かる方法を探そうとするのだが……。
この異常な状況で、オオカミやライオン(有村架純)、キツネ(佐藤二朗)たちはどう行動するのか……?