サンゴレンジャー
監督:中前勇児
出演:青柳翔 田中圭 佐々木希 ほか
2013年6月15日(土)より渋谷HUMAXシネマ、お台場シネマメディアージュ ほか全国ロードショー(6月8日より沖縄・スターシアターズ先行ロードショー)
2013年/カラー/ビスタサイズ/100分

島の発展か? 美しいサンゴの海を守るのか? 巨大な橋建設の計画が持ちあがり揺れる南の島に、熱い男がやって来た! サンゴを守る“サンゴレンジャー”の活躍が始まる!
『サンゴレンジャー』は、沖縄県の石垣島を舞台に、サンゴを守ろうとする若者たちの奮闘を、環境問題や地域の現実もしっかりと盛り込みながらエンターテイメント性たっぷりに描いていく青春ストーリーだ。
“サンゴレンジャー”を名乗り活躍する主人公の自然保護官・矢島隆を演じるのは劇団EXILEのメンバーとして映画や舞台、ドラマで活躍する青柳翔。暴走気味だが憎めない主人公を表情豊かに演じている。随所に見せるコミカルな演技も注目だ。
そして矢島とコンビを組む同僚の岸谷には『相棒シリーズ X DAY』主演など映画出演の続く若手実力派・田中圭。子供たちに自然の大切さを伝える小学校教師・リサにはモデル・女優として幅広く活躍する佐々木希。そのほか、池田鉄洋、水橋研二、小日向文世、夏八木勲ら、個性と実力を備えたキャストが顔を揃えた。
原作は、作家・鬼塚忠と劇団“マシンガンデニーロ”で演出・脚本を手がける足立拓也が“さかいたまき”名義で発表した小説「サンゴ・レンジャー」。「ROOKIES」や「ビギナーズ!」、「警視庁南平班〜七人の刑事〜」シリーズなど人気ドラマの演出を手がけてきた中前勇児が劇場用映画初監督をつとめた。
『サンゴレンジャー』は、迷いながらも信じた道を進む若者たちの物語であると同時に、自然と人間の関係を考えるきっかけとなる作品にもなっている。大人から未来を担う子供たちまで、幅広い層に観てほしい作品だ。

沖縄県八重山諸島の石垣島では、近接する竹富島とを結ぶ大規模な橋“ラグーンブリッジ”の建設計画が持ちあがっていた。行き来が便利になって島が発展することが大事か、美しいサンゴ礁や海を守ることが大事なのか、建設賛成派と反対派それぞれの主張が対立する中、ひとりの環境省自然保護官が島に赴任してきた。その男の名は、矢島隆(青柳翔)!
自然を愛し、行動力あふれる熱い男・矢島は、赴任早々、上司や同僚の前で「俺は橋の建設に絶対反対です!」と高らかに宣言。サンゴを守る“サンゴ防衛レンジャー”を名乗って行動を始めた。
矢島とコンビを組むことになったのは、島出身で矢島と同い年の自然保護官・岸谷博人(田中圭)。矢島から一方的に“サンゴレンジャー2号”に指名され、矢島の型破りな行動に振り回されていた岸谷だったが、いつしか矢島の真剣な想いを理解しはじめていた。ダイバーショップを経営する木崎豊(池田鉄洋)や、竹富島小学校の教師・島袋リサ(佐々木希)も、同じように矢島の熱い行動に心を動かされ“サンゴレンジャー”の仲間になっていく。
だが、ある日事件が起こる。地元新聞の記者・田辺(坂田聡)に乗せられた矢島は、橋建設反対派の集会で建設反対の意見を表明。その発言は、公には中立を保つべき自然保護官にあるまじき行動として問題視される。さらに、追い討ちをかけるような出来事が立て続けに起こり、矢島は苦境に立たされることに……。
建設賛成派と反対派の対立はますます激しさを増していく。島の未来はどうなってしまうのか? 矢島たちサンゴレンジャーと、サンゴレンジャーを応援する子供たちが、いま立ちあがる!