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作品スチール

赦免花

監督:軽部進一
出演:市瀬秀和 竹中直人 川野太郎 片岡愛之助 竹内力 西条美咲 ほか

2013年3月16日(土)よりテアトル新宿にてロードショー

2012年/カラー/107分

イントロダクション

作品スチール

 江戸時代、罪を犯した者たちが流人として流される島。その島で男と女は出会った。そしてその島には、紅い花を咲かせたとき罪を赦された者が島を出ていくという、赦免花の言い伝えがあった……。
 流刑地となった厳寒の孤島を舞台に、幕府に逆らった武士と、火付けの罪に問われた吉原の女郎を中心に、苦しみながらも力強く生きていこうとする流人たちの姿を描いた骨太な時代劇が『赦免花』(しゃめんばな)だ。
 幕府に逆らい島に流された武士・早坂憲吾を演じるのは、俳優・声優として映画やドラマ、舞台、アニメで活躍する市瀬秀和。殺陣や武術を得意とし時代劇へのこだわりを持つ市瀬は、本作でも鍛えられた肉体や迫力の殺陣を披露している。
 そして、吉原の女郎・お雪には『白日夢』で鮮烈なスクリーンデビューを果たした西条美咲。さらに、竹中直人、川野太郎、片岡愛之助、竹内力と、日本を代表する実力派俳優陣が集結し、奥行き豊かな見ごたえのある作品世界を作りあげている。
 監督は、これまで特機(特殊機械)スタッフとして数々の作品に携わり、これが初監督となる軽部進一。ハリウッドで学んだ最新の特機技術を日本の撮影現場に伝えてきた特機のスペシャリストは、本作でも従来の特機の使い方に留まらない撮影手法に挑み“4シーンワンカット”などの斬新な映像を生み出している。
 また、バンド・LUNA SEAやソロでの音楽活動をはじめ、多彩な分野での活躍で知られる河村隆一が、音楽総指揮として初の映画音楽を手がけているのも注目だ。
 庄内映画村を中心としたロケーションによる風景も見どころ。新たな感覚と伝統の融合を感じさせる作品に仕上がっている。

ストーリー

作品スチール

 吉原の女郎・お雪(西条美咲)は、自分の身を守るための行動から火事を起こし召し捕えられた。火付けの罪で死罪となってもおかしくないお雪であったが、事情を鑑みた奉行がくだしたのは流罪、すなわち島流しの刑であった。
 お雪は、船に乗せられ島へと送られる。同じ船には、お雪のほかに3人の女が乗せられていた。年齢や境遇は異なるものの、いずれもお雪と同じように罪を犯して流罪を言い渡された者たちであった。
 やがて島に着いたお雪たち4人は、厳しい環境の中で、自分たちの力だけで生きていくことを強いられる。流人は田畑を持つことが許されていないため、お雪たちは島民の農作業の手伝いをして、わずかな食料を得て暮らしていく。
 そんな島の暮らしの中で、お雪たちは早坂憲吾(市瀬秀和)という男に出会う。憲吾も幕府に逆らった罪で島に流されてきた流人であったが、もともと武士であり、また島にはただひとりの医術に通じた人物であることから、島の人々から敬意を払われる存在であった。
 苦しい境遇の中で生きるお雪に優しく接する憲吾にも心を開こうとしないお雪であったが、いつしか素直な心を覗かせるようになっていった。憲吾はお雪に、島に伝わる“赦免花”の言い伝えを聞かせる。かつて、言われのない罪でこの島に送られた僧のために島の人々が植えた花。その大きな紅い花が開くとき、罪を赦された者を迎える赦免船がやって来るという――。
 お雪たちを翻弄する過酷な運命の中で絆を深めていくお雪と憲吾。だが、当人たちも想像だにしなかった出来事がふたりを待っていた。そして、島には美しい赦免花の花が咲いていた――。

キャスト

  • 市瀬秀和

  • 竹中直人
  • 川野太郎
  • 片岡愛之助
  • 竹内力
  • 西条美咲

スタッフ

  • 監督:軽部進一

  • 原作・脚本:折原悠

  • エグゼクティブ・プロデューサー:高橋利雄
  • プロデューサー:田林憲治/安里公夫

  • 撮影監督:岡田主

  • 音楽総指揮:河村隆一

  • 製作:「赦免花」製作委員会
  • 制作協力:株式会社nktエンターテイメント
  • 配給:nktエンターテイメント
  • 宣伝:ネイキッド

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